直らないシリーズ 燃料メーター2

「直らないシリーズ 燃料メーター1」のつづき

ようやく外せたメーターユニット。
じつは外すときに一カ所傷つけてしまいました。気を付けていたんですけどね。
この作業は、細心の注意が必要です。

気を取り直して分解します。
まずは外観を観察。

上側(車両取付時の上側)。

白い部分がユニット本体で、その両側を、黒いツメの付いたフタでガッチリサンドイッチしています。

後ろフタ側。

後ろフタには、メーター電球のお尻が露出していて、ラジオペンチでひねると、、、

交換できます。

16年25万キロ使った電球の状態。

これはウインカー球。それほど傷んでいなかったので、このまま使います。

ちなみに電球が使われているのは、ウインカー×2、アッパーライト、4WDインジケーター、オートクルーズ×2の計6個だけで、それ以外のワーニングや目盛りの照明にはLED球が基板に多数ハンダ付けされていました。
電球とLEDの使い分けの違いは何なのでしょうか?
回路の都合か、重要性か、信頼性か、交換のし易さか、車検の都合か、、解らない。
でも電球一つ交換するにも、ここまで分解しなければならないとは、、、。

分解を進めます。
黒いツメを全周に渡って外して裏フタを外す。

ジャーン!基板とご対面。

さすが “第二の車載コンピュータ” と言われるだけあって複雑そうです。
ちなみにカルソニック製。

これが問題の燃料メーター。

その周辺の抵抗やコンデンサ、ダイオードの電子部品。
焦げたり、ハンダが浮いていないか、ジッと凝視。

再び凝視。何度も凝視、、、。

でも不具合カ所はありませんでした。
いっそ部品のどれかが焦げててくれれば、それでスッキリ解決なのですが。

でもじつはこの基板の裏側にも電子部品が沢山ハンダ付けされています。
そこで、もう一方のフタも取りにかかる。

フタが取れると、針と目盛盤が露出する。

目指す電子部品は、黒いプラスチックシート状の目盛盤の下にあります。
でもの目盛盤を取るには、針を抜かなければなりません。
しかも、燃料、スピード、タコ、水温の四本全部です。

針を横から見ると、
プラスチックの軸で基板に刺さっているようです。

この針を抜くには、フォークを横から差し込んでテコのようにして針を上に抜くといいらしいです。
また戻すときは、正確に元の位置(角度)で刺し込まなければなりません。
それらの方法は、「車 メーター 針 抜き方 戻し方 フォーク」のキーワードで検索すると沢山ヒットします。

で、ぴーはどうしたかと言うと、、、

断念しました(泣)。

フォーク差し込んでチョットやってみたのですが、結構力を入れても抜けなくて(汗)。それ以上力を加えると、軸が折れそうだったし、もしスピードメーター壊したら、車検通らなくなるし、、、やめました。

一応目盛盤と本体のすき間から、内部の部品を確認しましたが、焦げた部品はありませんでした。

せめて見えている部品だけでも、テスター当てて抵抗値やコンデンサ容量をチェック。

でも異常なし!

目には見えなくてもハンダが浮いているかもしれないので、全部のハンダ付けカ所に半田ごて当てて溶かして再ハンダ付け。

この作業によって、新たなトラブルも発生しかねないのでリスクがあります。

メーターのコイル線は、端子に巻き付けられているだけの様です。

そこが接触不良しているかもしれないので軽くハンダ付け。

ホントはNGな作業かも。

最後にコネクター端子も掃除してから車に戻しました。

で、その後試運転しました。
再ハンダ付けしたことで直ってたりして、、、一縷の望み。

でも直っていませんでした。ガックシ。

一体何処が悪いのでしょう?
でももうこれ以上はムリです。
シロートの知識では解りません。直せません。手も足も出ません。泣、、、。

※後日加筆
2021年10月に、再度修理にトライして直しました。
その時の様子は(↓)をご覧ください。