ステアリングのガタ取り

2〜3年前から、デイビーのステアリングのガタ(“遊び”とも言う)が大きくなってきました。
どのくらいガタつくのかと言うと

こんなに動くのです。

えっ??解りませんか、、、解るわけないですよね。
こういう時、動画が使えたらと思います・泣。

でも少し拡大すれば、多少は伝わるかも。

左へ
右へ

まだ重傷ではありませんが、昔はこんなに動かなかったような気がします。
でもハンドルがガタつくと、デイビーも年取ったなあと少し悲しくなります。
まあ車齢18歳ですから、このくらいは仕方ないかと諦めていたのですが、
ナント!!

ガタ量の調整ネジなるモノがあることを知りました。

あるサイトを見ていたら偶然知りました。
そのネジを回すと、ガタを取ることができるそうです。

で、そのネジが何処にあるかというと、ココです(↓)。

え?何処?

拡大するとコレ!

ちょうど他の整備をしている最中で、タイヤが外れていたので、横から見るとアクセスしやすいです。

拡大するとコレ!

ステアリングギヤボックスの上に付いています。
ステアリングアジャストスクリューと言うそうです。
六角ナットで固定されているので、それをゆるめてマイナスドライバーで調整すればいいそうです。
(それにしてもこの車で、マイナスドライバーを使う箇所を初めて見ました)

因みに日産サファリのステアリングは、今では珍しいボールナット式なので、この位置に付いていますが、
一般的なラック&ピニオン式は、別の位置に付いているらしいです。
(“ステアリングアジャストスクリュー” “ステアリングガタ取り”等で検索すると出てきます)

ナットとネジを動かす前に、表面の塗料をワイヤーブラシではがす。

なにしろそんなネジだと知らなかったので、以前にシャーシブラック塗ったときに、たっぷり塗り固めてしまったので、、、汗。

塗料をはがしたら、新車組み立て時に付けたらしいピンクのマーキングが現れました。

このマーキングを目印に、ネジを回すことにします。

まずはロックナットをゆるめます。
愛用の17mmのアサヒのライツールのコンビネーションスパナでゆるめようとしますが、、、びくともしない。

でもそれはお約束。
ライツールのスパナは、軽量化するために柄が短いので、こう言う場合は非力です。でも何より軽いので、世界旅御用達です。強度的に弱いという口コミもありますが、ぴーよしの経験ではそんなことはありません。人力でしなる程ヤワではありません。

それじゃあもう少し柄の長いKTCの普通のメガネレンチで、、、でもゆるまない。

結局、ロングメガネレンチでゆるみました。

このくらいの太さのボルトナットになると、締付がキツくて、普通のメガネレンチ程度じゃまずゆるまないんですよね。サファリクラスの車の整備には、ロングスパナやブレーカーバーは必須です。
つまり、ゆるめるのはブレーカーバー。締めるときはトルクレンチなので、普通のメガネレンチの出番はほとんどありません。高価なネプロスのメガネとか買っても使い道が無いのです。買わなくて良かった(←買えないくせに・笑)。

そしたら後はマイナスドライバーで調整します。

調整は、ネジを少し回しては、運転席に座ってガタ量がどう変わったかを、何度も往復して確認します。
締め込む方向に回すとガタが少なくなるようです。
でも締め込みすぎてガタが少なすぎると、クイックすぎて危険だし、ハンドルも少し重くなり内部のギアに負担がかかりそうです。(ちょうどジャッキアップしてあったので、ハンドルの重さが解りやすくて調整しやすかったです)

結局、右に約180度回した所でナットで固定しました。

ちなみにさらに回してもガタはゼロにはなりませんでした。
きっとガタの原因は、ギヤボックスだけではないのでしょう。
ステアリング機構の各所の摩耗も積み重なっているのかもしれません。
それでも調整前の半分ぐらいには減らすことができました。

で、肝心のステアリングのフィーリングですが、

少し重めのしっとりしたフィーリングになりました。

結構良くなったと思います。メデタシ、メデタシ。