リモコンキー壊れる

デイビーのリモコンキーが壊れました。

解錠(OPEN)はできるのですが、施錠(ROCK)できないのです。ボタンを押しても無反応なのです。

まあ使う分には、運転席の鍵穴にキーを刺してひねれば、全ドア施・解錠できるので差し支えないのですが、
車泊するときは、車内に入ってドアロックしてから、もう一回施錠ボタンを押してカーセキュリティをオフにしないと、車内でちょっと動いただけで、大音量のアラームが響き渡るので、施錠ボタンが壊れていると車泊できないのです。
これは地味にマズいです。

話はそれますが、今の家電はリモコンが壊れると全く操作できなくなる物があって困ります。
テレビ、エアコン、扇風機、、、本体は壊れていなくても、リモコンが壊れただけで、オン・オフすらできない物もあります。
製造コスト削減の為でしょうが、本体の方にもオン・オフと最低限の操作スイッチは残してほしいものです。

車のリモコンキーも、デイビーのような昔の車なら、カギを鍵穴に差し込めば施錠・解錠・始動できますが、
今のようなカギが存在しないキーレスエントリー車は、リモコンが壊れたらどうなるのでしょうか?
例えば出先で、山道で、厳寒の真冬の夜に、何故かTシャツ一枚で、ケータイは車内にあって、熊に追いかけられているときに、リモコンキーが壊れたり電池切れになったら、死ねっちゅうことでしょうか?

そんな状況あり得ないって?

じゃあもう少しあり得そうなシチュエーションで、
スーパーの駐車場で、両手に荷物抱えて戻ってきて、雨で、無料駐車時間が切れる5分前で、お腹がすいていて、トイレにも行きたくて、そんな時に壊れたら、、、人間やめればいいですかねえ?

と思ったのですが、リモコンの中にエマージェンシーキーが内蔵されているらしいですね。ホッ。

くだらないハナシはこのくらいにして、、、
これがデイビーのリモコンキー。

17年モノなので、もはやボタンに描かれていた施錠・解錠マークは消えました。

分解して直るかどうか見てみます。

ネジ一本外して、、、

合わせ目に精密ドライバー差し込んでこじ開ける。(ボタン電池交換と同じ要領です)

あっと言う間にバラバラ。

あっ、何か外れています。

これは、ボタンスイッチの部品ですね。

丸い金属箔の円盤が電極の上に被さっていて、ボタンを押すと円盤が押されて二つの電極に触れて、電気が流れる仕組み。(円盤は薄い鉄箔なので、ドライバーの磁力でくっついている)

でも不思議なのは、円盤が外れていたのは解錠ボタンの方です。壊れたのは、施錠ボタンなんだけどなあ?

若干腑に落ちない点はありますが、まずはともかく掃除。
なにしろホコリまみれです。

ブロアで吹き飛ばす。
フキフキ。
綿棒で接点を磨く。
円盤も同様に。

一応キレイになりましたが、
モンダイはこの円盤をどうやって基板に接着するかと言うこと、、、

手持ちの接着剤では付きそうにないし、両面テープもムリゲー。

結局、シリコンコーキングで貼り付けることにしました。

バスコーキングの白です。

手が震えるので、キレイにぬれませんでしたが、、、、

接着!

まあ問題無いでしょう。これで一晩放置。

待ってる間に、このシリコンカバーも掃除したら、、、

点々とホコリまみれ。

破れていました。

ここから水やホコリが入ると回路がショートしかねない。

そこで切れ目を、黒いコーキングでふさぐ。

まあ1年持てば御の字でしょうか?

等々やっていたら、ココに何かはまっているのを発見!

コレがイモビライザーキーと言うモノか?
この中に記憶されているパスワードを、車体側のリーダーで読み取るのですね。
SUICAと同じ、非接触データ通信技術かな?

ところが翌日。


組み立てようと思ったら、

机の上にこんな物が、、、

小さな金属箔の円盤が落ちていた。

これは多分、スイッチの部品だと思います。
昨日接着した円盤の内側に入るべき物でしょうか?分解したときに、鼻息で飛ばしてしまったのかも。
でも一度接着した円盤をムリにはがしたら壊してしまうでしょう。

仕方ないのでそのまま組み立てる。

フタして完了。

試しに施錠してみたら一応直りましたが、以前よりも心を込めて押さないと施錠しなくなりました。つまり多少接触が悪いと言うことです。
きっとあの部品が入ってないからだと思います。

でも今更どうしようも無いので、しばらくこのまま使います。
落ちていた部品は、無くさないように保管します。トホ。