パナールロッド ブーツ修理2
“パナールロッド ブーツ修理1” のつづき
ブーツ修理のために買った物。
それはコレです。@580円×4個。
本来は、野菜や果物の切り口に被せるシリコーンゴムのキャップです。
でもシリコーンゴムは耐水、耐候、耐熱、耐寒性の素材なので、今回の目的にピッタリです。
大小二つのサイズが入っていますが、今回は小さい方のレモちゃんを使います。
大きいオレちゃんは、ぱー様に献上しようとしたのですが、、、「いらない」って。
これがレモちゃん。かわいいでしょ?
裏側。
横から見ると
これをどうするのかと言うと、、、
裏の不要なはみ出し部分を切り取る。
それをブーツに被せる。
おっ!いいカンジ。
そうしたら、ピロボールの金属部分の直径より若干小さい円形の物を当てて、、、
サインペンでなぞる。
切る。
どうですか、お客さ〜ん。
うまく行くことが解ったので、ブーツの外側にコーキングを塗る。全周にベッタリ塗る。
レモちゃんの内側にも塗って、、、
被せる。これでブーツとレモちゃんが一体化する。穴もふさがる。保護カバーにもなる。
両側同じように加工して、、、
車体取付時と同じように両側から挟んで一晩放置。
翌日。出来上がり。
黒くしたかったので、サインペンで黒く塗ってみましたが、、、
少しムラになりました。しかも擦るとハゲてきます。
シャーシブラックでも塗ってみましたが、、、
はじきはしませんが、乾くとパリパリはがれてきます。
シリコーンゴムは、塗装できないのが難点。
でもジムニー用の黄色いゴムブッシュも売られているようなので、塗らなくてもいいかも。
色のモンダイは置いといて、取付けます。
ボルトのサビをブラシで落とす。
軸にグリースを薄くのばしてさび止め。
ナットは、サス回りでよく見るセルフロックナットです。
本来は再利用禁止ですが、今回は再利用します。
ねじ込んで見ると充分シブいのでゆるまないでしょう。
ピロボールがはまる部分の内側にシャーシブラック塗る。
ボルト通して仮締め。
反対側も、固着防止に薄くグリス塗って、、、
軸にも塗って、、、
刺し込もうと思ったら、、、ありゃ?位置がズレて入らない。
ロッドを外したので、サスとフレームの位置関係が動いてしまったようです。
このボッコ「ホントに意味あんの?」と思っていたのですが、仕事してるんですね。
どうするか少し考えて、、、ピロブロック側をジャッキで持ち上げてみました。
十数センチ上げたら入りました。ホッ。
抜けないように、ナットを付ける。
ナット締め。
あとは、両端のナットを規定トルクで締めればいいだけですが、
ここで注意しなければならない事があります。
それは、
ジャッキアップした状態で締めない事!
アップした状態で締めてからジャッキから降ろすと、ロッドと地面の角度が変わって左側のゴムブッシュがねじれてしまうそうです。ねじれた状態のまま放置すると、ゴムが千切れます。
なのでジャッキから降ろしてから本締めします。
(今回は、他の作業もあったのでジャッキアップしましたが、後輪パナールロッドだけの取外しなら、ジャッキアップしなくても作業可能だと思います。前輪パナールロッドの取外しは、やはりジャッキアップして、前輪も外した方がやりやすいかもです)
右側(進行方向右側)の規定トルクは、137〜167Nm。
左側はロッドの種類によって(手許の本によると二種類あるらしい)、
91〜122または117〜158Nmなのですが、
デイビーのはどちらのロッドか解らないので、値が重なっている122Nmで締めました。
最後にボルト頭に、、、
シャーシブラック塗って、、、
完成!
なおブーツ部分はこうなりました。
機能的には何ら問題無いハズです。むしろ保護性、耐久性、共にUPしたと思います。
でも車検通るかな?
【つづく】
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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