燃料メーター直した!〜5針調整
「4原因発見!」のつづき
基板修理が終わったので、あとは組み立てて車両に戻して、本当に直ったか確認すればいいだけです。
でも “だけ” とは言ったものの、じつは内心とてもドキドキ・ヒヤヒヤなのです。
それは、
逆に壊してないか?
と言う事です。
何しろ、全てのハンダ付けカ所をいじりました。
そのことで新たな接触不良や不具合を起こした可能性もあります。
キーONにしてもメーター照明が点かなかったらどうしよう。
スピードメーターが動かなかったら車検に通りません。
メーターパネル買い直しになったら10万コース。
買い直してオドメーターが0kmになったら車検は通るのか?
次々不安がよぎり、前の夜はよく眠れませんでした。
メーターパネル修理はハイリスクです。
自分で修理する場合は、そのことをよく考えた上でやる必要があります。
明けて翌日、、、。
■針戻し
まずはメーター針を戻す作業です。
メーター軸は、修理中は中立点の位置にあるハズなので、針を中立点マークに合わせて、軸を回転させないようにそっと差し込みます。
この時は仮なので、軽く刺し込む程度です。
針を中立点の前後に軽く動かしてズレてないか確認。
ズレているようなら刺し直して修正します。
(後でテスト走行しながら微調整するので、この時はあまりシビアに合わせなくてもOKです)
そしたらいよいよ車両に戻す。
針むき出しの状態で、背面にコネクター刺して戻す。
戻した!
ここで深呼吸。
メーターに手をあわせて祈る。
これはとても大切です・笑
バッテリーつないで、キーONにしたら、、、、、無事点いた! ホッ。
全ての目盛りやワーニングランプ、インジケーターが点く事を確認。
燃料メーターも正常値を示しています。
でもまだ油断はできません。少し走ると誤表示し始めることが常なので。
ちなみにオドメーターは0kmにはなりません。元の距離数を表示しています。
そしたらテスト走行へ GO!
少し走って、全てのメーターが動く事を確認し、エンジンが充分暖まったら、針の位置を微調整します。
■タコメーター調整
これはカンタンです。路肩に停車して、セレクトレーバーを「P」にしてアイドリングさせます。
デイビーはこの状態で650rpmが正常値なので、もし針がズレていたら、そっと針を抜いて、正しい位置に刺し直します。これでOK。
修理前にアイドリング回転数をメモっておきましょう。
■水温計調整
同様に針を抜いて、いつもの位置に刺し直します。
いつもの位置に刺さないで、わざと12時の位置に刺せば、この先、水温の高低の異常がわかりやすいかもしれません。(やらなかったけど)
とにかく好みの位置に刺せばいいと言う事です。
■燃料メーター調整
正確に戻すには、分解前のガソリン残量を、1/4、1/2、3/4のどれかの目盛りピッタリの位置にしておいて、その位置に刺し直せばOKです。
ただデイビーの場合は、そもそも燃料メーターが誤表示してたので、この手は使えません。なので、燃料メーターだけは中立点でしっかり合わせました。
■スピードメーター調整
スピードメーターは正確に合わせないと車検に通りません。
車検では40km/hを正確に表示してるかどうかチェックされます。
デイビーのように平成18年12月31日以前に製造された車は、
メーターが40km/hを指した時に、実際の速度が30.9〜44.44km/hの範囲であればいいそうです。(平成19年1月1日以降に製造された車は、30.9~42.55km/h)
遅い方にはやけに寛大ですが、速すぎる方にはシビアです。
と言う事で、実際に40km/hで走って微調整します。
でもどうやったら時速40kmがわかるのか?
これがモンダイ。大モンダイ。
でも今はいい時代です。ケータイアプリで “速度測定” アプリが沢山ありますから、それをケータイに入れて走れば速度がわかります。
ぴーは、以前にiPadに入れたナビソフト「iOverlander」が、画面左下に速度を表示してくれるので、それを使いました。
ナビが時速40kmになった時に、メーターが何キロを指しているか見てズレ量を確認。
その後の手順は、
路肩に駐めてエンジンストップ→針を中立点に持ってくる→針抜いて、ズレてた分だけ前後した位置に刺し直す→針を0kmの位置に戻す→エンジン掛けて走行して再チェック。
(※中立点以外で針を抜くと、抜いた途端軸だけ回ってしまうので、必ず中立点で抜く事)
これを繰り返します。大変そうですが、ぴーは2回で終わりました。
車検の通りやすさを考慮して、針が40km/hを指したときに、実速度が38km/hになるようにしました。
※アプリを使わない方法としては、修理前にマニュアルモード3速等に固定して40km/hで走ったときのタコメーターの回転数をメモっておきます。そして修理後タコメーターの針を正しい位置に刺し直した後、3速でタコが同じ回転数を示す速度で走って、スピードメーターのズレを確認して刺し直す方法もあると思います。
アプリのGPSの速度は多少の誤差が考えられるので、この方が正確かも。
なおDレンジで40km/hの低速で走ると、ギアが何速に入っているか安定しないので、マニュアルモードでやる方がいいと思います。
針調節が終わったら、一度メーターパネルを外して、針を奥までしっかり刺し込んで、カバー付けて車に戻します。
燃料警告灯もキチンと点くようになりました。
その後2週間ほど経ちますが、誤表示しません。
これでもう大丈夫でしょう。
メデタシメデタシ!
今回、メーターの全部品をハンダ付けし直したことで、毎年冬になると点灯していたエアバッグ警告灯も直っていたりしないかなあ? だといいのですが、、、。
あと1、2ヶ月して寒くなればわかりますね。
季節が巡るのは早い、、、。
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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