踏んだら壊れた!

この部品が、外れそうなのです。

矢印の部分のすき間が大きくなっているのが解ります。

反対側と比べると一目瞭然。

白いクリップピンが抜けてしまったのが原因です。
押しても戻らないのです。

どうしてこんなことになったかというと、例えばこんな時に踏んで乗ってしまうからです。

もう少し奥の物を取ろうとしてふんばったときに乗ってしまうのです。
ちなみに犯人は、私ぴーです。パコン!と言ってあっさり外れました。

普通に後部座席に乗り降りするのなら、ココを踏むことはまずありません。だから荷重に耐えられる設計はしていないのです。

メーカー想定外の使い方( “車泊” と言う使い方)をすると、モノは壊れます。

車は乗って走るモノ。泊まるものではないのですね・笑。

少し前からこの状態なのですが、走行中に外れて無くなったら困るので、重い腰を上げて修理することにしました。

まず取り付けねじ二本を外す。

タイヤハウス内のネジ。タイヤがジャマして普通の長いドライバーが使えないので、短いスタビドライバー使用。コレでなければ外せないカ所は意外に多いです。
車体の下にもぐってもう一本外す。ココは普通の長いドライバーです。

白いクリップで挟まれている部分を引っぱったら外れた!

内側も車体側も乾いた泥がこびりつく。

15年分の汚れを洗う。

ぴーぱーの家には井戸があります。夏でも冷たい水が気持ちいい。洗車もこの水です。井戸、いいですヨ!

洗ったら解ったのですが、外した部品の内側が二カ所割れていました。白いクリップが挟む部分です。
乗ったときに割れたのでしょう。

それからネジ止めステーも曲がっていました。

ペンチで挟んでひねって、、、

直す。どうせまたすぐ曲がるんでしょうけどね、、、。

クリップ二個を車体穴へ刺す。

で、部品を戻そうとしたらサイドステップがジャマして戻りません。
クリップが車体側に付いていると戻らないようです(外すときは、部品側に付いていた)

となると、この部分も外さなければならないようです。
だんだん事が大きくなる、、、。

そのためにはネジ二本を外さなければなりません。
コレと、、、

コレ。

で外したら、、、、錆びていた。
サビ取りせねば。また作業が増えた、、、。

でも外れました。

サイドステップの切り口が鋭利すぎてコワい。メンテナンスフレンドリーじゃありません。

これでようやく部品を戻せました。

錆びてたネジはブラシ掛けして、、、

グリス塗って、、、

全部戻しました。
キチンと付きました。

作業完了、、、と思ったら、こんな所にサビ発見!

サビ部分拡大。ドアの何かが当たってこすれたらしい。

ボロ車の作業はなかなか終わりません。次々問題発覚です。

紙やすりでサビ落として、、、

完璧ではないが、まあヨシとする。

パーツクリーナーで脱脂して、、、

タッチペンでチョンチョンとな。二度塗り。

夏場は、塗料の乾燥が早くて作業がはかどります。10分もすれば乾いてくれます。冬なら一時間経っても乾かないかも。

ようやく作業完了!

暑さが堪えます。この時期、作業は午前中だけにするのが鉄則です。
コッチの身体もボロなので、熱中症にならないように家の中へとっとと退散!