ルーフキャリアに荷物を載せました。
オーバーランダーの車の見分け方は?と聞かれたら、
「大きなルーフキャリアに荷物満載の車」と、ぴーは答えるでしょう。
外国で見かけるオーバーランダーの車の多くは、大きなルーフキャリアにスペアタイヤやらガソリン携行缶やらスノーヘルパー、ロープやらを積んで、勇ましい出で立ちの車が多いので、「あの車オーバーランダーだな」とすぐにわかります。
中には生活道具なのか何なのかあらゆる物をいっぱい載せていて、「アンタいったい何をどんだけ積んでるの?」と言ったカンジの車もあるほどです。
そんなに載せていると、「ここにオーバーランダーがいますよ!」と言っているようなものなので、ドロボウさんに目をつけられやすく防犯上あまり好ましくありません。
ぴーとしては、可能ならルーフキャリアは付けないで、地元の車に混じって目立たずひっそりと旅したいと思うのですが、スペアタイヤを二つ持っていく時点で、ルーフキャリアは付けないわけにいきません。
さらに他の荷物もあれもこれもと持っていきたくなるものです。
と言うことでデイビーも、ご多分にもれずデッカいルーフキャリアを付けることになりました。
買ったのはコレ。
アイバワークスのノセルダPro。
アイバワークス ルーフラック NOSELDA-Pro ニッサン サファリ 標準ルーフ Y61 ミッドロー 1300サイズ 1.6m
日本製のルーフキャリアと言えばアイバワークスです(とぴーは思っている)。ぴーの仕事のギョーカイ(←いったい何ギョーカイだ?)では、ほぼ100%アイバです。頑丈さ、高品質がウリのメーカーです。
じつは三年前に買って温存していました。当時は今よりもう少し安く8万円くらいでした。(でも高かった、、、)
三年ぶりに日の目を見るキャリアくん。
これから荷物を載っけるからね。ついにその日が来たのだヨ!
ちなみにコレ結構重いです。
試しにヘルスメーターに載せてみました。
写真では見えにくいですが24kg。いくら頑丈とはいえ、車載を少々躊躇する重さ。
でも買ってしまったものはもう戻れません。
まずはスペアタイヤ。コイツもずっしり重い37.5kg。
続いてはガソリン携行缶。
20L×2個。普段は空にしておくので軽いです。
空にしておくと鉄製だと内側がサビるらしいので錆びないステンレス製をチョイス。
これを頼りに遠距離を無給油で走らなければならない状況はなかなか無いと思いますが、ガソリンが安い国から高い国に入る前に、安いガソリンをこれに給油するために買いました。
次はレジャーボックス。
これには長さのあるものを入れます。スコップとかスタック脱出道具とか三脚とか、、、あとはバズーカ砲かな?
最後はブラケース二つ。
コレに何を入れるかと言うと、一つは車内に入りきらないアレコレ。もう一つはゴミ箱です。
このゴミ箱と言うのが車泊旅では結構大切です。
自炊の車泊生活では、生ゴミとか空き缶とかが毎日少なからず出るものです。それを例えばレジ袋に入れて車内に置いておくと意外にジャマです。また夏場は臭います。さらに袋に穴があいて中身が漏れて車内のカーペットを汚したらもうタイヘン! いくら掃除してもシミも臭いも残ってしまい、立派なゴミ車の完成です。
そうしないためにも、ゴミは袋に入れて車外の箱に入れておくことが肝心です。
で、全部載せてみました。
う〜〜ん、でもコッチの方がいいんじゃないかなあ?
いやいや、この方がいいかなあ?
でもレジャーボックスが積めないか、、、。
あ〜でもない、こ〜でもないと悩みます。半日悩みました。
でもなかなか楽しいです。もしかするとぴーは、三年間この時が来るのを待っていたのかもしれません。
結局使い勝手や、重量バランスを考えるとこうなりました。
最初の案と左右を逆にしました。
写真上が車の進行方向です。
次は、これらの物の固定です。載せただけでは車が揺れたら落っこちてしまいますから。
固定には、ラッシングベルトを使います。
タイヤや携行缶のような重量物はやはりコレでしっかり固定しないといけません。
ロープでしばった程度では、振動でゆるんでしまいます。
さらに50×50×厚5mmのアルミアングルを加工して、携行缶を固定します。
8万円もしたルーフキャリアに事もあろうかドリルで穴開け。
身を削られるような気持ち。イテテッッ!
携行缶同士や携行缶とキャリアが当たる箇所には、ゴム板を切って、、、
耐候性の強力両面テープを貼って、、、
金属同士が当たって傷つけないようにします。
ぶつかる音もしなくなるし、しっかり縛り付けるのにも効果的です。
携行缶取付部分完成。
しっかり固定できました。
タイヤも固定。
プラケースとレジャーボックスは、底に穴を開けてボルトでキャリアに固定。
もうこの頃になるとキャリアに穴を開けるのも、なんとも思わなくなっている自分、、、。
全ての物を固定完了。
しかし外国では、固定するだけでは足りません。
盗まれないようにもしなければなりません。
プラボックス類は、プラチェーン+南京錠でキャリアに連結。
タイヤと携行缶は、ワイヤー+南京錠。
ところがYouTubeを視ると、南京錠をカンタンに破壊する映像が沢山あるではないですか。
そこで日本が誇る南京錠と言えば、やはりアルファ製。
しかもアルファの中でも強力なステンレス南京錠を購入。
それでもプロの泥棒の手にかかれば壊されるかも。
ひとまず完成ですが、このキャリアをデイビーの屋根に載せるのは出発直前の予定です。
結局かなり勇ましいカンジになってしまいそうです。
「いっそ西部警察みたいに、放水銃でも付ければ? だってサファリだから」と、ぱーのたまわく。
そしたら世界でも向かうところ敵無し?
こうやって書くと、あっという間に完成したようですが、じつは3〜4日かかっています。
12月になると寒いのと、このところの天候不順で、屋外作業がはかどりません。
気温が低い午前中の早い時間には、とても作業を始める気になりません。
たまに晴れても3時半を過ぎるともう薄暗くなってくるし、、、。冬場の作業はツラいですネ。
デイビーはまだ入院中です。
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
-
前の記事
スタック脱出道具作製 2019.12.08
-
次の記事
ホテルプラザオーサカ 2019.12.16