電球 全取っ換え 前編
デイビーのヘッドライトなど各電球は、フロントのスモールランプ以外は、2005年3月の新車購入以来、一度も交換したことがありません。つまり14年 24万km無交換&ノートラブルと言うことです。なかなか優秀な電球たちです。表彰状ものです。いったいいつまで持つのでしょうか?(フロントスモールは7年前10万km時点で球切れ交換)
しかし世界を旅している間に球切れされても困るので、ここで思い切って全部新品に交換することにしました。
世界では、真っ暗な夜の原野や砂漠などを走ることもあるかもしれません。そんな場合に備えてヘッドライトとフォグランプは、光量のあるHIDやLEDにパワーアップして、さらにはでっかいドライビングランプも後付けしてカッチョよく、、、と一瞬野望を膨らませたぴーだったのですが、やめました。
それは何故かというと、かつてぴーぱーは、真夏のオーストラリアの砂漠の道をレンタカーで旅したことがあるのですが、その時の最高気温48℃。すると手持ちのLED懐中電灯が点灯しなくなりました。熱で点かなくなったのですね。(帰国しらた何事も無かったかのように点きました)
最近の車用HIDやLEDは、熱に強くなったとは聞きますが、それでもやはり熱が苦手であることに変わりないでしょう。
ここは信頼性第一で、ヘッドライトとフォグは純正と同じハロゲン電球を。その他の電球類も同じく純正のまま白熱球にすることにしました。
点かない高性能ランプより、確実に点くローテクランプです。
(追加のドライビングランプは、予算の都合でトリヤメ・笑)
そんな訳で、清水の舞台から飛び降りて全電球を購入しました。
信頼のKOITOで揃えてみました。
点いてないのに“まぶしく見える”のはぴーだけでしょうか?(笑)
交換する前に、ヘッドライトの現状の光軸を記録します。ヘッドライトを壁に向けて点灯し、、、
エッジの部分にテープで印をつけます。
交換後も、同じ位置にエッジが来れば光軸OKとします。
それでは作業開始!
1.ヘッドライト交換
まずヘッドライトユニットに付いている、ヘッドライト、ウインカー、スモールライトの交換です。
ヘッドライトとスモールだけなら、裏側に手を突っ込めば、狭いながらもなんとか交換できそうですが、ウインカーだけはどこからどう見ても交換できそうにありません。(というか影も形も見えません)
これはどうやらユニットごと外さないと交換できないようです。
ではどうやったらユニットが外れるのか?アッチ、コッチから眺めること30分。やはりフロントグリルを外さなければならないようです。ホントに面倒な作りですね。旅中にはやりたくない作業です。
まずこれらのピンを抜いてみます。
抜いたらピンが劣化で硬化していて、ツメが折れてしまいました。ナンタルチーヤ!
交換決定。取り寄せ手配・泣。
グリルは、手応えで探ると、このあたり三カ所で留まっているようです。
中央は、このツメを押したら外れました。
両側は、ピンでボディ側に刺さっているようなので、勇気を出してグリルを引っ張ってみると、、、
無事外れました。ふぅ。
ユニットを外すには、まずこの2本のネジを外すのですが、、、それだけではユニットは外れません。
もう一カ所、このあたりでも留まっているようです。
ネジを探すこと約10分。
バンパー下から覗いたら、はるか奥の方にネジ発見!手が届くかな?
ようやく外れたライトユニット。
裏返してみると。
各電球を外して観察します。
まずヘッドライト。
右のフィラメントがLow。左がUpperです。Upperは滅多に使わないのでキレイですが、Lowはだいぶお疲れでガタガタです。
ちなみに参考までに新品のフィラメント。美しい!
もとから付いていたバルブは、ドイツのOSRAM社製でした。知らない会社です。てっきりKOITOかスタンレーが付いているのかと思ってました。
つづいてウインカー。
ガラスの内側がススで濁っています。フィラメントもガタガタです。
参考までに新品。
スモールランプは14万kmしか使っていないためか、スス汚れもなく、フィラメントもキレイでした。でも交換。
ヘッドライトバルブの穴からユニットの中を覗いてみました。
リフレクターの内面はつや消し黒で塗られていました。メッキが光っているのかと思っていました。
ユニット内面は汚れも無くクリアでした。表面も白濁なく良い状態です。
ちなみに昨年3月の車検時に、検査係の人から「ヘッドライトの光量が落ちていてギリギリだからね」と言われていたのです。そこでヘッドライトを片側だけ交換して、新旧の明るさの差を見てみることにしました。
向かって左が新バルブ。右が旧バルブです。
写真からはその差は全然わかりませんが(ぴーの写真テクが低いせいです)、肉眼で見ると、“新”の方がほんの少し明るかったです。その差一割くらいでしょうか?いや5%くらいかな?レンズを拭いたり、接点清掃もせずに、バルブを取り替えただけでの比較です。でも、新旧バルブのメーカーが違うので、製品の性能差の可能性もあります。
とにかく若干明るくなったことは、めでたいことです。
ちなみに光軸は、ずれていませんでした。
2.フォグランプ交換
フォグランプの交換です。
ボディーの下に潜って、バンパーの裏側から交換です。
サファリのバンパーは大きいので、他にジャマする物も無くカンタンに手が届きます。
取り外した旧電球。フィラメントがガタガタです。
購入当初はフォグを点けることはほとんど無かったのですが、ここ数年老眼が進み、夜間運転するときに、ヘッドライトだけだと暗いと感じるようになり、最近は常にONにしています。たぶんそのためでしょう。
レンズ内側がホコリで曇っているので清掃します。
割り箸にメガネ拭き布(東レのトレシー)を巻いて穴から差し込んで掃除します。じつは年一回のペースで清掃しています。フォグはバンパーの低い位置にあるので汚れが入りやすいのかもしれません。
隅々までフキフキします。
3.サイドウインカー交換
続いてサイドウインカーです。
どうやったら外れるのかな?
引っ張ったら外れました。
ソケットをひねって電球交換。カンタン、カンタン。
この調子で反対側も交換しようとしたところ、事件は起きました。
引っ張ったら、レンズが本体から取れてしまった! 接着がはがれたようです。
動揺で写真がピンぼけ。
どうしたものでしょうか?とりあえず車体側は、梅雨の雨が入らないようにテープで養生。
まずは洗浄。台所のスポンジでキレイに洗いました。
そして乾燥。その間に、緊急対策会議を開きました。
結論はコレ。バスコーキングで接着&密封する作戦です。
レンズ内側にマスキングテープを貼り、、、
接着部分にコーキングを盛り、、、
マスキングテープをはがし、、、
気合いと共に接着!
コーキングが硬化した数時間後。
無事、手術成功しました。
長くなってきたので、今日はこのへんで。
「電球 全取っ換え 後編」へ続く
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの50代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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