世界へ!最終整備13 後輪ハブメンテ〜バラし編
前輪ハブのメンテが終わってホッとしたのもつかの間、
次は後輪ハブのメンテです。
だた後輪ハブは分解組立に油圧プレスが必要で、さらに最後にハブナット締めるのに特殊スパナが必要なので、誠に不本意ながら(笑)、“それら無しで出来るところまで” と言うことにします。
まずは前輪に輪留めして、副変速機を四駆に入れて、フリーホイールハブをロックして、前輪が回らないように万全を期してから後輪をジャッキアップ。
後輪デフオイル抜く。
抜けたオイルは、多少汚れていますが透明感もあります。まだ使えそうですが廃棄。4年3万キロ使用です。
しかしドレンプラグのマグネットには、厚さ3ミリほどの鉄粉が付いていました。これは予想外。
プラグを掃除して、液体パッキング塗って、、、
50N・mで締める。
フィラーボルトは、ハブメンテ終了後にデフオイルを注入するので、
今は掃除だけして、紛失防止に軽くねじ込んでおきます。
ではタイヤ&ホイール外す。
ところでブレーキディスクにグリスホールがあるのです。
前から気になっているのですが、ココにグリスを注入すると、何処に給脂されるのだろうか?
28万キロ19年間一度も給紙したこと無いけれど大丈夫なのだろうか?
今回は、そのへんのナゾも解明します。
ブレーキキャリパー外して、、、
S字フックで脇にぶら下げて、、、
ブレーキパッドのフレームも外すと、、、
ブレーキディスクが外れる、、、ところが外れない。ビクともしない。内心あせる。
でも少し考えたら気がつきました。
パーキングブレーキが掛かっていて、ディスクを内側から押さえているに違いない。
そこでパーキングブレーキ解除したら、、、
すんなり外れました。ほっ。
さらにここで気がついて、ABSセンサーを外しておきます。
固定ボルト一本ゆるめれば外れます。
※あとでわかったのですが、ABSセンサーは外さなくてもハブを引き抜けます。つまりムダな作業でした。でもたまには清掃するのも良いと思います。
で、パーキングブレーキとご対面。
これをバラして戻せるだろうか?不安。
バラす前に、各所を写真に撮っておきます。これ非常に重要。写真無しでは組み立てられません。
では慎重にバラします。
まずは、パッドの固定スプリング外す。
youtubeの動画を視ると、皆さん手やペンチでスプリングを押して、いともたやすく外されていますが、
サファリのスプリングは強くて手では押せません。
そこでC型クランプで押しておいて、ラジペンで真ん中の軸を90度回してようやく外しました。
でもじつは組立時にもっと良い方法を見つけたのです。お楽しみに。
次はこの部分をバラす。
2本のバネをラジペンで摘まんで外すと、、、
全体がボロッと取れて落ちる。
でもブレーキワイヤーがつながったままなので、スプリングを手で縮めながらワイヤー外す。
車体側に残ったワイヤーも、、、
裏側の固定ボルト一本外して、、、
抜いて横へどけておく。
無事に車体から分離したブレーキの下部分の部品もバラす。
パーキングブレーキ分解完了。別途保管。
で、こうなったハブ。
まずこれを外す。背面のナット2個外せば取れます。
※後で解ったのですが、これも外さなくてもハブは抜けます。でもボルト清掃もかねて外すのも良いと思います。
いよいよハブを固定している裏側の5本のナットをゆるめる。
ところがコイツらが難物でゆるまない。
CRC浸透させて、バーナーであぶって、、、
ロングメガネレンチをハンマーで殴って、ようやく外す。
では、ハブを引っ張り出します。
抜けるかな?ドキドキの瞬間。
抜けた!
抜いた後の車体側。オイルシールがはまっている。
中を覗いてみる。
ここにゴムのOリングがはまっています。後で交換予定。
と言うことで分解完了。
これ以上バラすには、油圧プレスと特殊工具が必要なので、今回はココまで。
次回は、各部観察とグリスアップします。
ぴーぱー夫婦の だんなのぴー:車担当。
四駆、旅、登山、星、温泉、お遍路、DIY、野菜づくり、マグロ好きの60代。別名マグロよしのり。2020年3月退職。
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