下みちの旅 北海道〜49 JAXA角田宇宙センター

今日は宇宙好きのぴーにとっては、楽しみな見学があります。
JAXAの角田宇宙センターの展示室に行く事になっているのです。
宮城県南部の角田市にあります。
ぱーがつい先日ネットで見つけてくれたのですが、
帰り道の途中なので、寄ってみる事にしました。

ここはJAXAのロケットエンジンの研究開発・試験をしている施設です。
現在見学は完全予約制なので2、3日前に予約しました。

と言う事でやって来ました。

宇宙センター駐車場の車。JAXAのロゴ車。これで街走ったら目立つかも。

こちらは消防車。
エンジンテストで万が一火災が発生した場合用でしょう。でもこんなの一台で本当に消せるのか?

もちろんこちらもJAXAのロゴ付き。

そう言えば、以前に泊まった伊豆のハトヤホテルの自衛消防車のナンバープレートは、

4126(ヨイフロ)でしたが、

この消防車のナンバーは、

840(ハシレ)ですね。

”トベ“ ならわかるけど、何のゴロ合わせか? それとも単なる偶然か。

入口を入ると歴代の日本のロケットの模型が並ぶのは、どの宇宙開発の展示館でも同じですが、、、、

ぴーが見たかったのはこの部屋の展示。
この展示館のメインコーナーです。
何故かというと、日本のH-2ロケットも、今でこそ毎回打ち上げに成功していますが、最初は失敗の連続でした。
そこからの起死回生の道のりが展示されているのがこの部屋です。
H-2ロケット開発の苦労のドラマがこの部屋にあるのです。

ところで皆さんご存じですか?

ロケットエンジンにはターボが付いています。

これがそのターボ。

中身はこうなっている。

車のターボは、吸気した空気を圧縮するために使われますが、
ロケットエンジンのターボは、燃料ポンプを動かすために使われています。
車の燃ポンは、電気モーターで動かしますが、ロケットの燃ポンは燃焼ガスの一部をタービンプロペラに当てて動かします。
燃料を送るターボポンプと、燃料を燃焼させるための液体酸素を送るターボポンプの二つが付いているので、

ツインターボです。

ココに付いている。

どうです?車好きなら萌えるでしょう?(燃えるじゃなくて・笑)

ところがこのターボポンプが難物で、マイナス200度の燃料と3,000度の燃焼ガスにさらされながら、毎分4万回転して、毎秒100リッターくらいの燃料を送り続けなければならないので、作るのがとても難しいのです。

このターボポンプの故障で日本も最初は何度も打ち上げに失敗したのですが、
落下したエンジンを海底から引き上げ、原因を解明し、成功につなげた道のりがこの部屋に展示されているのです。
結局、ターボの羽が異常振動し、それでターボポンプが破壊されたのが原因だったそうです。

でもその後それを克服して、現在の高い打ち上げ成功率を実現したわけです。

海底から引き上げられた壊れたターボ。

ついつい熱くなり、話しが長くなってしまいました。
1時間半も見てしまいました。ロケット好きには超オススメ。
(ちなみにぱーは、そうでもなかったみたい。当たり前か・笑)

福島県に入りました。

雪の内陸を避けて、太平洋岸を南下します。

■松川浦

福島県相馬市にある潟湖です。
北海道のサロマ湖のように細い砂州で海と隔てられています。

砂州の北側の始まりにある展望台に登ってまずは全景確認です。

これが松川浦全景。

真ん中の道が、海と湖の間の砂州。左が海。ここを車で走る事ができます。

展望台から振り返ると、相馬市の工業地帯も見えます。

灯台もありました。
今回の旅では幾つの灯台を訪れたことでしょう。

砂州を走ってみました。

天気が良ければもっといい景色だったと思います。

その後も、福島県の太平洋側を南下。
相馬市、南相馬市、浪江町。以前はニュースで毎日のように聞いた地名です。
今も走ると、工事している場所が多く、道にはダンプカーが多く、道の駅にも作業服姿の方を多く見かけます。復興作業は続いている印象です。

今日の風呂。福島いこいの村なみえ。
詳しくは、ぱーのブログへ↓。

今日の移動距離。93km。