85歳 北海道へ!〜8長老パンツ盗難事件

昨日洗濯して、ホテルのバルコニーに干したのですが、
チェックアウト前に取り込もうとしたら、

長老のパンツだけが無くなっている!!

盗まれたんだろうか?でも、

「85歳のパンツを盗む人がいるでしょうか?」

と長老。
でも最近はモノ好きもいるし、何かと物騒だし、、、とにかくみんなで部屋中探す。

と思ったら、長老の手提げバッグの中にきれいに畳まれて入っていました。
誰が入れたんだ?、、、そりゃもう長老に決まっています。ぴーぱーがやるワケないですから。
で聞いてみたら、

「明け方トイレに行ったときに、畳んでしまったのかも」だって。
”忘れ物しないように” と思って入れたんでしょうが、探していたときはそんなこと全部 ”忘れて” 一緒にあたふたしてたのです。

こんな風に物忘れはありますが、じつは長老はとても繊細な心の持ち主です。
いつも、迷惑を掛けないように、何かできることはないか、だらしなくならない様にと考えています。
でも実際は、体力、気力がもう追いつかないのでほとんど戦力外ですが・笑。

このブログでは、大胆不敵、コワイ物なし、縦横無尽なキャラのように描かれていますが、
本人の名誉のために言っておくと、それはぴーよしの脚色によるものです。
実物の長老は、

とてもやさしい、おばあちゃんです。

これからも本当は違うんだよなと思いながら、どうぞ優しい目で読んでやってください

いよいよ函館以北へ向かいます。

函館を出て国道5号線の松並木を過ぎ、、、

ぴーよしが子供の時分は、車の排気ガスで松の木が枯れることが取りざたされていましたが、今はどうなっているのだろう。

出発して約1時間で見えてきたのは、

大沼駒ヶ岳

とんがった頂上が印象的な優美な山容です。見えてヨカッタ。
なにしろ遠路はるばる長老を連れてきたのですから、、、。
ところがこれを見た長老曰く、

「あのとんがったところが良くないわねぇ」

えっ?ナンで?あのとんがりがいいんじゃないの?
長老に聞いてみると、山は赤城山のようになだらかなのが美しいのだそうです。とんがってるのはダメなんだって。
ちなみに長老は群馬県前橋市の生まれ。心の山は赤城山なのでしょう。なっとく。
道産子の皆さんスイマセン。

その後車窓に見える北海道らしい風景を、長老に説明しながらドライブ。

例えばこれは、道路の路肩位置を表示する矢印。雪が積もると路肩位置が解らなくなり、道から落ちる車が出ないように、矢印で路肩を示しているのデス。そんなのを説明する。

そうやって3時間走ってやって来たのは、
富士山のような山容から “蝦夷富士” とも呼ばれている、

ニセコの秀峰 羊蹄山

最初は雲がかかっていたのですが、近づくにつれて雲が無くなり山体を現してくれました。
これも長老のおチカラか?
でもこの山もなだらかじゃないからダメかなあ、、、

ところが

「この山は、きれいねぇ」

ホッ。お気に召して何よりです。

ちなみに羊蹄山は、麓の真狩村(まっかりむら)から眺めました。
ここは歌手の細川たかし氏の出身地だそうで、公園の中に像があるらしいので、ぱーと二人で見に行きます。
(長老は疲れてしまったらしく、また細川たかしに興味が無いのか車でお留守番)

この公園は昨年の旅では、車泊地の候補だったのですが、雪模様だったので断念した場所です。
今回こう言う形の旅ですが、ようやく来ることができました。

公園の中をズンズン進む。

きれいな小川が流れていました。ぴーよしはこの川が気に入りました。

あったー!
像の前でぱーが ♫北の〜酒場通りには〜〜と口ずさむ。うるさい。

ニセコ大湯沼

100℃の白濁硫黄泉が湧いている沼です。
温泉好きのぴーぱー的には外せない場所ですが、長老的にはココもど〜でもいいらしい。
さらに午後3時にもなると、その日の疲れが出てくるので、車から降りたがらない長老です。
もう長老の頭の中は、「早くホテルでゴロっとしたい」なのです。
でもぱーが、「ここまで来てココを見なかったらモッタイナイよ」とか言って、無理矢理降ろしました。
で、看板前にイス出してハイポーズ!

ここまで10m歩くのにも「腰痛い」ってさすっていました。

その後、ぴーぱーだけで沼一周。
紅葉がとてもキレイです。

ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ

ようやくこの日の宿。

この宿の詳細はぱーのブログへ(↓)。

今日の移動距離216km。