下みちの旅 北海道〜50廃炉資料館

※この記事は、2021年11月の旅の記録です。

昨日のJAXAに続いて、今日も見学です。
今日見学するのは、

東京電力廃炉資料館

東日本大震災で事故を起こした福島第一原子力発電所の事故の記録と、廃炉作業の現状と今後の道筋を紹介する資料館です。
今回の旅は、被災地を巡る旅のようになってしまいましたが、意図して巡ろうと思ったわけではなく、日本海側の雪を避けるため太平洋側を通ったら、そうなってしまいました。

場所は、第一原子力発電所にほど近い場所。

ところが資料館に向かう道すがら、車の窓から眺めているだけで、周辺の様子が普通でない事に気がつきます。

まず大型ダンプだらけ。
道もそうですが、朝の道の駅の駐車場もこれから現場に行く大型ダンプが沢山いました。

そして路肩にはこんな看板が!

えっ?帰宅困難区域に入っていいの?
どうやら徒歩と軽車両以外は入っていいようです。つまり車での通過は認められているようです。でも高線量区間入りたくないんですけど、、、と思っていたのですが、国道走っている内にそのまま入ってしまいました。

でも国道から折れて入る道はどこも、ジャバラのゲートが設置され、全て進入禁止。場所によってはガードマンも立っています。

ジャバラの向こうは草ボウボウ。これでも元は、道ですよ。

さらにコナカも、

しまむらも

コメリも、

ガソスタも、

これはトヨタだったと思います。

いつも見慣れている店舗が廃業して荒れ放題だと軽くショックを受けます。

さらに道路の法面の草木も伸び放題。高線量区間なので刈れない様子。

途中で寄ったホームセンターでは、1トン土囊やブルーシートが目立つ場所に陳列されています。
普通は奥の方にひっそりと陳列されているこれらの商品ですが、売れ筋商品もここでは違うようです。

鉄筋金網も、ここでは害獣対策用。

そのまま国道を直進して、福島第一原発横を通過。
意図せずこんな近くに来てしまった。

そうして廃炉資料館到着。
この建物は、元は原発のPR館だったそうです。

どうせカラガラに空いているんだろうと思ったら、
駐車場はバスで満車。
団体で見学にきているようです。

でもほとんどが、仕事関連の視察団体です。
ぴーぱーのような個人見学は一割もいないかな。
結構込んでいるようなので、事前予約をオススメします。(ぴーぱーも、当日朝に電話予約して、ギリギリ空いていた60分コースに入れてもらいました。90分コースは既に満員でした)

入口から入ります。

見学はグループ毎に説明員の方と一緒にまわる形式。

基本的には各展示コーナーで、解説員の短い説明の後、数分の解説ビデオを視る形式。その繰り返し。
60分コースと90分コースの違いは視るビデオが多くなるだけだと思います。
して展示の感想は、、、通り一遍な印象かな。“東電がいかに安全に配慮しながら廃炉作業を進めているか” その説明ばかりが目立つ印象です。90分コースならもう少し違うかもしれませんが。

見終わって道を走っていたら、第二原発の横も通過しました。

少し離れた所に、原発関連の煙突らしき物も見えました。

少々重い気分になりましたが、その後に寄った道の駅で、
特大白菜購入。180円也。
気分が少し上向いてきました。

■ホテル美里

さてこの旅も、明日で終わる予定です。
今日は最終夜なので、車泊はやめて温泉宿に泊まることにしました。
ここまで50日間寒空に車泊してきたご褒美です。
(この宿の詳細は、ぱーのブログへ↓)

リンゴとバナナdeビール。奮発して果物二種類。

今日の移動距離。72km。