硯川ホテル(硯川温泉)
2018年8月訪問
今回ご紹介するのは、志賀高原の硯川ホテルです。
一口に「志賀高原」と言ってもエリアはとても広く、温泉もあちこちにあります。硯川ホテルは、有名な熊の湯ホテルのすぐ近く。以前、志賀高原の宿として紹介した渓谷の湯とはまた違ったエリアです。
宿の目の前にリフト乗り場があり、立地は最高。冬はスキー、春〜秋はトレッキングと様々なアクティビティが楽しめそうです。
そんな絶好の立地だけに周辺にはホテルがいくつかありますが、今まで宿泊したことはありませんでした。”なぜか?” というと、どこもなかなか渋い外観だから。
『泊まるにはちょっとな〜、、』と思い、ずっと素通りしてきたんです。
でも、今回は意を決して予約。標高1,700mの硯川ホテルにやってきました。
こうして見ると、なかなか大きいホテルですね。公式サイトを見ると、送迎付きで団体も受け入れてるそうですよ。
特に看板等はなかったけど『ホテルの横が駐車場だろう』と思い、車を入れます。
やはりここで間違いありませんでした。
荷物を持って中に入ると、ひと気のない館内。昭和感漂うインテリアです。
電気が消えた喫茶コーナー。
その横のお土産コーナー。
部屋に冷蔵庫がないので、自販機の台数は多いです。
アルコールは、安くはないですね。
受付でチェックイン手続き。
フロントの年配の男性は快活な感じで安心しました。鍵を受け取り、部屋へ向かいます。
お部屋
お部屋は3Fでした。
ぴーが鍵を開けると「あれっ!? 閉まっちゃったよ」どうやら鍵は開いてたようで、再び鍵を入れてガチャガチャと開けました。
先に部屋に入ろうとしたぴーが、ゆっくりとこちらを振り返って「部屋に誰かいるんだけど、、、、(・ω・;)」と言います。
え?(・∀・)
確かに和室の入り口にはスリッパが脱ぎ捨てられており、テレビの音も聞こえます。
二人で顔を見合わせ、さらに部屋の鍵と部屋の番号を確認。合ってます(・ω・)
では、あの人は誰、、、、???
部屋の中までは見えませんが、開けられた方の人は気づいてないようです。
「と、とにかくフロントに行こう、、」と荷物を持って、再びフロントへ。
先ほどの男性がフロントにいたので「すみません、部屋に他の人がいるんですけど、、、」と言うと「えっ!」と一瞬は驚いた様子でしたが「あ〜、部屋を間違えたんだな、、」と言います。
そして「一緒に部屋に行きますから」と上がってきてくれて、部屋でテレビを見ながら寛いでるお婆さんに「この部屋はあなたの部屋じゃありませんよ。部屋を移ってください」と言ってくれました。が、お婆さんはキョトンとした顔(・ω・) どうやら団体客の1人のようです。
フロントの男性は「よくあるんですよ、、」と困ったように言うけど、部屋の鍵を閉めておけば、こんな間違いは起きないのでは?(・∀・;)
面倒だったので「僕達がそちらの部屋に行きますから、いいですよ」と言いましたが「いや、部屋の広さが違うんで」と男性は言ってお婆さんを移し、清掃係の人を呼んで、使った備品の交換とトイレの掃除までしてくれました。
でも、そこまでしてくれるなら、やはりお客さんが入る前の部屋は鍵を閉めておけば良いのでは?(・ω・;)
とんだドタバタでしたが、ようやく部屋に入ることができました。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:【北信濃エリア】【温泉】源泉掛け流しにごり湯温泉と遊湯プラン
部屋タイプ:和室 トイレ洗面付き
休前日泊:1人 / 8,100円(入湯税別)
これは通年あるスタンダードプランのようです。食事内容の違いでプランは色々選べますが、ぴーぱーは一番安いこのプランにしました。
部屋タイプは、じゃらんからの予約の場合は「和室」との表記のみです。公式サイトを見ると、10畳、12畳、和洋室、洋室とあります。人数によってホテル側で振り分けるのでしょう。
値段が安いことに満足して、あまり部屋の広さは考えていませんでしたが、十分な広さでびっくり。
窓の外は駐車場ビューです。
座椅子がないのが残念ですが、今日は食事が会場食なので我慢しましょう。
お湯ポットは保温タイプ。お茶菓子ありです。
大きめのクローゼット。
中にタオルと浴衣が入ってます。
入口の方に戻ると、
入口の横に洗面所と、
ウォッシュレット付きトイレ。
冷蔵庫とクーラーがないのは残念だけど、なんとこのホテルの部屋にはWifiがあるんです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
これはかなりポイント高いですよね♬
「Wifiあり」と書かれていても、実際に行ってみると使えないホテルが多いので、ぴーぱーは最近「Wifiの繋がりやすい部屋」をリクエストするようにしています。
硯川ホテルも『怪しい』と睨んだので、同様のリクエストをしておきました。すると、サクサクのWifiです♪
廊下を見ると結構な数のWifiルーターが設置されているので、恐らくどの部屋も問題なく繋がるのではないかと思います。
大浴場
大浴場に行ってみましょう。大浴場は地下1Fです。
まずは男湯からご紹介。
広くてシンプルな脱衣所。
2つある洗面台にはドライヤーのみ。ティッシュすらありません。
分析書を見てみましょう。
公式サイトには源泉名:硯川温泉となっていますが、分析書によると源泉名:志賀高原。源泉温度68.2℃、PH6.5の硫黄泉。
加水あり、掛け流しです。
いざ、お風呂へ。
浴室もなかなかの広さです。
ぴーぱーが訪れた時は緑白色のお湯でしたが、公式サイトによると温度によって乳白色の時もあるそうです。
洗い場の数も十分。
長野県らしく「りんごシャンプー」です。
ほんのり硫黄臭がするお湯が、ザーザーと注がれています。
露天風呂はお一人様サイズ。眺望もないし、わざわざ入らなくてもいいかなぁという感じ。冬季は閉鎖するそうです。
続いて女湯です。
男湯より一回り小さく感じる脱衣所。それでも十分な広さです。
こちらも洗面台は2つ。ドライヤーのみです。
浴室は男女一緒ですね。
男湯もそうですが、浴槽内が2つに仕切られていて「ぬるめ」と「ふつう」に分かれています。でも、それほど湯温の違いは感じません。
他の人も同じこと言ってました。
露天風呂に出てみましょう。
露天風呂も全く一緒。小さいけど、一人でのんびり入りたい時にはいいかも♪
濁り湯の硫黄泉ですので、お湯はぴーぱー好み♪ 設備は古いけど、掛け流しのお風呂は気持ちいいです。スキーやトレッキングの後に入るには良いお湯だと思います。
ちなみに、お風呂にあったりんごソープは販売してるそうです。それから、お昼のお弁当も購入できるそうですよ。
夕食
夕食は17時30分〜。「お好きな時に来てください」と言われたので、18時30分頃フロント横の食堂に行きました。
クラブツーリズム御一行様も同じ会場のようです。
食堂はこの通りの広さ。団体客と一般客ではエリアが分かれていました。
広いテーブルから、自分の部屋番号を探します。
最初にこれだけセットされていました。
スタンダードプランですが、予約時に夕食のメインを
- 硯川鍋料理(信州味噌仕立て)
- 牛しゃぶ料理
- 陶板焼き料理
から選ぶシステムです。1グループ1メニューとなり、連絡のない場合はお任せになるそうです。
ぴーぱーが選んだのは陶板焼き料理。席に着くと、火を点けてくれます。
なかなか美味しいお肉でしたよ♪
それからプランの特典として
大人の方に夕食時グラスワイン1杯
子供さんに夕食時グラスジュース1杯プレゼント
というサービスもありました。グラスワインをお願いすると、赤ワインを持ってきてくれました。
その他、マグロの山かけ。
焼き魚。
冷たいお蕎麦。
ごぼうサラダ。
後から天ぷらと、
お櫃のご飯。
熱々の味噌汁を持ってきてくれます。
お水はセルフで飲み放題。
ぴーぱーが座った一般客エリアもグループが多かったです。大勢でワイワイ盛り上がっている様子でした。
長テーブルですが、隣との距離は結構離してセットしてくれているのが良心的。そして2人でも4人分のスペースを使ってセットしてくれているので椅子は4つあり、荷物も置けます。
料理も、この値段だったら十分な内容とボリューム。硯川ホテル、なかなかいいかも♬
朝食
朝食は7時半以降、好きな時間に食べられます。
8時頃食堂に行くと、昨夜と同じ場所に朝食がセットされていました。
席に着くと、お櫃のご飯と熱々の味噌汁を持ってきてくれます。
中の湯温泉旅館に泊まった時もそうでしたが、朝食は8時頃にはほとんどの人が食べ終わって席を立って行きます。山の朝は早いです。
1つ面白かったのは、食堂で働いているのは大半が男子高校生なんです!(夕食時もそうだった)
夏休みのアルバイトでしょうか?みんな無表情で、黙々と働いています。夏休みが終わったら、どうなっちゃうのでしょうか!?
泊まった感想
施設は古いですが、値段を考えたら十分満足の滞在でした。
平日と休前日の料金差も500円くらいで良心的。食事も美味しかったです。コスパはかなり良いと思います。
リーズナブルな料金で山遊びを楽しみたい方には、オススメのホテルですよ♪
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。