マレーシア レンタカー旅〜9ぴーよし気絶する。

体調は最悪です。でも一箇所だけ観光してから今日のホテルに向かおうと言うことになって、
近くのバトゥ洞窟へ行くことにしました。
ヒンドゥー教の洞窟寺院です。

バトゥ洞窟

入口で駐車料金RM2を払う。

車から出ると、気温は既に「熱中症危険・屋外での運動はやめてください」レベル。

しかも洞窟に行くにはこの階段を上らなければなりません。

「人はなぜ山に登るのか?」と聞かれて、
「そこに山があるからだ」と誰かが答えたらしいですが、ぴーよしはそうは思いません。

自分の限界を確認したいから登るのです。

登って自分の限界がもっと上にあることを確認したいのです。
だから徐々に高い山、難しい山、冬山へとエスカレートして、
運が悪いとどこかで遭難するのです。
ぴーぱーは、コロナの外出禁止令と長老同居でスパッと山をやめてしまいましたが、
それもまあ今になっては良かったのかと。もういい歳ですから。凶暴なクマも増えたし。

ところがこの階段を前にして、ぴーよしの山屋魂がムラムラとわき上がって来たのです。(←よせばいいのに)

なので一生懸命登る。体調悪いのに。

一気に登りました。

「どうだ!ザマアミロ」 このように、自分には力がまだあると証明してみたいのです。山屋の悪いクセ。

その先に洞窟はありました。

大空間が広がっています。

確かにヒンドゥー寺院。

さらに階段。もちろん登る。

登った上では、信者が何か儀式を授けてもらっていました。

他にコレと言った見物はありません。死ぬ気で登ってきたので少々ガックシ。
早々に階段降りました。

階段下には、幾つかの展示館がありました。
ぱーが見てきたいと言うので、ぴーよしは入口横の石の上に座って休んで待つことにしました。
どっこいしょっ、フー。体調最悪。疲れた。つらい。

それにしても暑い、湿気が、お腹も頭も痛くなってきた、早くぱー帰ってこないかなあ、暑い、あつい、あふい、あ、あ、、

そのまま何も解らなくなりました。

何も解らないと言うことすら解らない。つまりぴーよしのスイッチが落ちたのです。

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「ぴーよし!ぴーよし!」
ぱーの呼びかけで目が覚めました。
目が覚めたとき、なぜ自分が仰向けにひっくり返っているのか、どのくらいの時間そうしていたのか、まったく記憶がありませんでした。

ぱーによれば、仰向けにゆっくり倒れたので、頭を打たなくて良かったこと、
倒れてすぐ来たから10秒ほどしか気絶していなかったこと、
両隣の知らない人が驚いて引いていたことを聞きました。

もしも一人旅でぱーがすぐに起こしてくれなければ、あのまま一時間も放置されたら死んでいたかもしれません。(もしくは、身ぐるみ剥がされたか)

ぱーは命の恩人です。

ぱーに支えてもらいながら車まで歩くのですが、ふらふらで真っ直ぐ歩けません。
瞳孔が開いてしまって視界が白く飛んでます。

そのまま今日のホテルへ直行!

■Sun Flower World Hotel

このホテルの詳細は、ぱーのブログへ↓

今日の移動距離71.5km。
その後はひたすら寝て過ごしました。