下みちの旅〜カニ編10 帰ろかな?

※ “かに編9”の続きです。

だいぶ自宅まで近づいてきました。
今日も富士山がきれいです。この辺りの人は毎日こんな景色を見ているのですね、、、

なんてことを考えながら走っていたらぱーが、

「蛭ヶ島公園にちょっと寄ってもいいかな?」

いいけど何それ?

ぱーによれば、蛭ヶ島は源頼朝が若い頃流刑されていた場所だそうです。
ぱーは、軽度の歴史好きで、「蛭ヶ島」という案内板を見かけたそうです。
ぴーは全然気がつきませんでした。人間、自分が興味ないモノは目に入らないのですね。
でもUターンして、蛭ヶ島公園へGO!

■蛭ヶ島公園

小さな公園です。
なんでも頼朝は、14歳からの17年間、ここに流刑されて暮らしたそうです。

でも最愛の妻・北条政子とここで出会ったらしいので、結構楽しくやっていたのではないでしょうか?

富士山眺めて暮らす二人。

ここは当時は川の中州だったそうです。
名前に「蛭(ヒル)」がつくと言う事は、おそらくヒルが住むジメジメした場所だったのではないでしょうか。だから流刑地に選ばれたのですね。イジメです。
それにしても日本の地名は解りやすいです。蛭ヶ岳はヒルが出る山、湯ノ川は温泉の川、地獄谷は火山性の温泉が湧く谷、鬼ヶ島には盗賊が住んでいたに違いありません。

公園内にあった古民家。

頼朝が住んでいた家かと思ったら、、、違いました。

DIYでリフォームしたい。

公園に満足したぱー。前々から気になって、行きたいと思っていたそうです。
よかったネ!

再び富士山眺めながら走り出す。

富士山見てると、なんだかポワ〜ンとしませんか?

大根が干してありました。食べきれないほど採れたのかな?

いえいえ売るのでしょう。

など車窓を楽しんでいたら、箱根に着きました。

箱根峠

■箱根散策

箱根は、ぴーぱーにとってはホームグラウンドのようなものです。
これまで何度も歩いています。
今日はここを散歩して、ホテルにチェックインできる15時まで時間つぶしです。

道の駅にデイビーを駐めて歩き始めます。
今日は、旧箱根街道の一部を歩きます。昔の東海道です。

最初は下り道。

当時の石畳が今も残る。

ちなみにコレがデコボコで歩きにくい。さらに雨で濡れると現代の登山靴でも滑ります。
当時のわらじではさぞかし。滑って転んで後頭部打った人いなかったかな?

路傍のお地蔵さん。

小さな神社。

苔がこんもり。美味しそう?

大学駅伝の折り返し地点。

東京からここまで走ってくるなんて信じられません。

いろいろな物を見ながら歩いていたら、芦ノ湖畔に出ました。

湖畔の恩賜箱根公園に入ってみます。

まずは展望館。

展示内容からこの公園の歴史を要約すると、
もともと皇室の別荘地だったのが、関東大震災で建物が崩れ、直すの面倒だから神奈川県にくれたそうです。太っ腹!

公園内の小径を歩きます。

別荘の庭にしては広すぎて、ゆっくり歩いたら1時間以上かかってしまいました。
これ以上歩くと、チェックインに間に合わないので、引き返す事にしました。

■箱根関所

来たときと同じ道ではツマラナイので、多少ルートを変えました。
そしたら箱根関所の券売所に突き当たってしまいました。
入場料払わないと通れない?

窓口の人に聞いたら、建物脇の道を行けば通り抜けられるって言われたので進んでいくと、、、

やっぱり関所の中に入ってしまいました。
え〜〜そんなつもりじゃなかったんですけど、、、

ヤバイ!検札所だ。

誰か捕まってるぞ!

ドキドキしながら素知らぬ顔して通り過ぎる。

出女と出オジサンは、ノーチェックでした。
関所は、今も昔も緊張します。

■ホテルマロウド箱根

車泊二泊したので、今日はご褒美のホテル泊。
温泉アリ。しかもぴーぱーお気に入りの白濁の湯です。
旅の締めくくりには丁度いい。
(このホテルについては、ぱーのブログへ↓)

風呂上がりのビール。

柿が大好物と言うわけではありません。たまたま持っていただけです。皿代わりのまな板は便利ですよ。

馴染みのお湯に浸かり、心も身体もリラックス。
旅立って10日しか経っていないけど、これで帰ってもいいし帰らなくてもいい、そんな気分。でもなんだか帰ってきた感がわいてきたので、明日帰る事にしました。
旅は中毒性がありますよね。えいやっ!で終わらせないと、だらだら続きそうです。旅中毒にご用心。
好きでやってる事とは言え、もう車泊しないでいいとなるとホッとします。二人でそう言い合いました。

■グーグルナビ

頑張ってるんですけどねぇ、、、。

最後にコレだけは言わせて下さい。グーグルナビについてです。
今回の旅では、ずっと使っていましたが、相変わらず直っていませんねえ。

例えば、
①「入口」を「出口」と言うのが直っていません。バイパスに乗ろうとして入口直前で「まもなく出口です」と言われると、ナニガナンダカ解らなくなり通り過ぎてしまいそうになります。コイツの辞書には「入口」と言う言葉は無いのでしょうか?

②ほんのちょっと近道だからって、幹線道路を外れて細い脇道に誘い込むのも止めて欲しい。どうしてココで曲がるのか?と思ったら、たいていそれです。車が生活道に流れ込むので近隣住民にも迷惑だし危険です。

一応グーグルの名誉のために、直ったかもしれない点も一つ。
リルートする毎に全然違うルートになるのは直ったかも。
以前、埼玉から青森に行ったとき、交差点一カ所曲がり損ねてリルートしたら、それまで太平洋側ルートだったのが、日本海側ルートになっていた事が、、、。気付かなかったら、その日の宿にたどり着けないところでした・汗。
でも今回は、そういうことはありませんでした。

世界旅に出発するまでには直しといてネ!
以上、ぴーからのお願いでした。

グーグル「もう一人で帰れるよね!(怒)」
ぴー「まだムリです。悪口言ってゴメンナサイ(泣)」

最後の二日間の走行距離191km。