虎丸旅館(こんぴら温泉郷)
2018年12月訪問
今回ご紹介するのは、こんぴらさんに一番近い宿 虎丸旅館です。
虎丸旅館を選んだ理由は、とにかく安かったから。温泉付きだし、場所柄としては珍しく駐車場無料です。先日泊まったすぐ近くの琴平パークホテルは、駐車料金1泊300円でしたからね。
1つ心配だったのは「駐車場がわかりにくい」という口コミがあったこと。ぴーぱーは最初から諦めて、近くに着いたら宿に電話しました。そして現在地を伝えると「琴電琴平駅の前で待っていてください」と言われました。
言われた通りの場所に移動して待っていると「虎丸旅館」というステッカーを付けた車がやってきて「ついてきてください」と言って、誘導してくれました。
車について走り出しましたが、道は結構複雑です。『自分達だけで帰れるかなぁ?』と不安になったほど(・ω・;)。かなり細い道をドンドン進んで行きます。駐車場に着く直前は、対向車とは譲り合わないと通れないくらいの道幅でした。
そして到着したのは、この駐車場。着いてしまえば中は余裕の広さです。写真左側の建物が虎丸旅館です。
公式サイトは見つからなかったので楽天トラベルの詳細ページで確認したら「無料駐車場30台あり、先着順」とのことでした。ということは、ここ以外にも駐車場があるのかもしれません。
下の写真の建物角を左折した裏側が、駐車場です。
旅館は参道沿いに建っています。
中に入ると広々した玄関。
昭和の香り漂うロビー。
いつから置いてあるのかな?と思うものが並んでいる売店。さらに下におりてみると、
おみやげコーナー!!
フロントには(おそらく)オーナーご夫婦が立っており、笑顔で出迎えてくれました。
名前を告げ、宿帳に記入している間には、何十年も繰り返し語ってきたのであろう「虎丸旅館の立地の素晴らしさ」を延々喋り続けます。それは決して嫌味な感じではなく、まるで暗記しているセリフを喋る人形のようです(・∀・;)
きっとそうやって、何十年もお客様を迎えてきたのでしょうね。
お部屋
宿帳の記入が終わると、ベテラン風の仲居さんが部屋まで案内してくれました。
お風呂の場所や、食事会場を説明しながら部屋に向かいますが、荷物は持ってくれません。さすがベテランd( ̄  ̄)
案内されたお部屋は2Fの「ききょう」でした。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:こんぴらさん参りと旬の味覚を満喫♪お手軽に金毘羅散策を楽しむ◆瀬戸の味覚会席
部屋タイプ:和室 7.5 畳
土曜日泊:1人 / 8,100円(入湯税別)
簡単に言うと、2食付きで一番安いプランです。
でも嬉しいことに、広い部屋にアップグレードしてくれたみたいです!9畳くらいあります。ありがとうございました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
テーブルの上にはお茶セットとお茶菓子がおいてありました。もちろんお茶淹れはセルフサービスです。
じゃらんによると夕食は「部屋出し or 個室食」とのことでしたが、仲居さんに「個室食」だと言われました。そのせいか、既に布団が敷いてありました。
掛け布団が薄かったので、毛布も置いてありました。
広縁には昔懐かしい雰囲気のテーブルセット。
反対側にはクローゼットと冷蔵庫あり。座椅子がない、と思ったらクローゼットの下にあったので自分で設置しましたd( ̄  ̄)
クローゼットの中には浴衣とタオル。
冷蔵庫の中には有料飲料あり。でも、値段表はなし。
入口の方に戻って、
右側に洗面所とお風呂。
お湯と水が別々の蛇口の洗面台。
一応アメニティあり(?)。
年代物のお風呂。
リンスインシャンプーあり。
古いけどウォッシュレット付きトイレ。
この手の旅館は好みが分かれますよね。施設や部屋は古いですが、不潔な感じはありません。
もちろんWifiなんてものはありませんが、この日は諦めました。
大浴場
大浴場に行ってみましょう。
有難いことに、大浴場は階段を降りたすぐ下にありました。
まずは女湯からご紹介。
入口に掲示してあった温泉使用状況によると、加水はしてないそうです。
狭い脱衣所。この日は女性客が多かったようで、いつ行っても人がいました。
何も置いてない洗面台。
一応分析書は掲示してありました。
源泉名は智光院温泉。源泉温度19.3℃、PH7.8の単純弱放射能冷鉱泉です。
浴室です。お湯は塩素臭が強い熱めのお湯で、温泉感はほとんどありません。
シャワーは混合栓。適温への調整がすごく難しかったです。
続いて男湯をご紹介。女湯よりは広めの脱衣所。
この日は男性客が少なく、いつも貸切状態でした。
期待はしていませんでしたが、『本当に温泉!? (・ω・;)』と思うくらい普通のお湯でした。
これなら琴平パークホテルの大浴場の方がアメニティも多くて良いし、ルートイン丸亀の「旅人の湯」の方が快適かもしれません。
夕食
夕食は18時半にお願いしておきました。すると18時半ちょうどに部屋に迎えにきてくれて、すぐ近くの別室に案内されました。
昔は客室だった部屋を、今は食事部屋として使ってるパターンです。
虎丸旅館に決めた一番の理由は「安さ」ですが、じゃらんの基本情報に
夕食は生け簀からすくってすぐのお魚を調理するお刺身が好評です♪
と書かれていたことも理由の一つでした。
今回予約した「瀬戸の味覚会席」は一番安いプランではありますが、じゃらんの説明によると
◆料理◆
地元の海の幸を中心にしたこだわりの「瀬戸の味覚会席」。
土鍋でいただくさぬきうどん、板長特製味噌を使用した魚介の陶板焼き、
当館内イケスの市場直送魚介類のお刺身などなど
瀬戸内の味覚三昧の内容です♪
とのこと。楽しみー♬
生け簀からすくってすぐのお魚を調理するお刺身
期待していたほどの鮮度も季節感もないお刺身です。
板長特製味噌を使用した魚介の陶板焼き
魚介より野菜がメイン!?
土鍋でいただくさぬきうどん
ボリュームはありますが、お味の方はそれほど美味しいわけでもなかったような、、、。
茶碗蒸し。
お吸い物は、お湯を入れるだけ(!?)のとろろ昆布。
地元の海の幸を中心にしたこだわりの「瀬戸の味覚会席」は、久しぶりに「切って並べただけ」の夕食だった気がします。
『なんだかな〜、、、』と思いながら部屋に戻ると、夕食中に部屋に入られ、使った茶器やグラスが片付けられていてびっくり!!!
すでに布団が敷かれていたので、当然誰も来ないと思って荷物を散らかしておいたので本当に驚きました。油断大敵です、、、d( ̄  ̄)
朝食
朝食は広間食でした。
8時に行ってみると、もう誰もいません。ポツンと2人分のお膳が並べられているだけ、、、。
朝食はさらに質素。
席に着いたらご飯とお味噌汁を持ってきてくれましたが、焼き魚等はなし。卵は生卵で「生卵苦手だったら、湯豆腐に落としてください」だそうです。
もちろん朝食中も部屋のチェックが入り、お茶セットは片付けられていました。まあ朝は、冷蔵庫の有料ドリンクのチェックの意味合いもありますよね。
でも、お布団はそのまま。
もしかして、お布団はずっと敷きっぱなしでは!?(・ω・; )と思ってしまったりして、、、。
泊まった感想
やはりこの旅館に泊まる人の目的の大半は「こんぴら参り」のようで、皆さん朝早く出発して行きました。立地は最高ですからね。
9時頃フロントに行くと朝は女将さんだけがいらっしゃり、相変わらず人の好さそうな笑顔で送り出してくれました。
繰り返しですが、この手の旅館は好みが分かれますよね(´・ω・`)
このブログを見て「泊まってみたい♪」と思われた方は、行ってみてください。値段は安いですよ。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
-
前の記事
クアパーク津田 2019.03.05
-
次の記事
石鏡第一ホテル 神倶楽 2019.03.11