仙石原久の葉(大涌谷温泉)(旧:箱根久織亭)
2018年3月訪問
箱根で泊まる宿を探していました。
“手頃な値段で良い宿ないかな〜” とじゃらんを検索していたら、今まで見たことのない宿を発見。それが今回ご紹介する久織亭です。
見たことないと思ったら、2017年7月オープンだそうです。
お湯は大涌谷温泉の掛け流し。2食付きにすればそれなりの値段になりますが素泊まりも可能。まずは素泊まりで様子を見に行ってみようと思い、箱根に出かけていきました。
着いたところは別荘街?というより住宅街のような一角。細い路地を入って行くと、この建物が現れます。
駐車場の収容台数はじゃらんにも公式サイトにも書かれていませんが、それほど広くはないです。全10室の宿だったら、このくらいで大丈夫なのでしょうか?
荷物を持って玄関に向かいます。
玄関を入ると、
右手にこじんまりしたフロントがあります。若い男性スタッフがいたので名前を告げると、
「お好きな席にお座り下さい」と玄関前のラウンジに案内されました。
1度奥に引っ込み再び出てきた彼は、温かい柑橘系の飲み物と、大皿に盛り付けたお菓子を出してくれました。
甘納豆と金平糖がステキ。
これらを食し終わると、部屋に案内してくれました。
お部屋
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:大人限定の宿【じゃらん限定】宿と食事は別々に♪ 【宿だけ】プラン
部屋タイプ:【大人の隠れ家】KUORITEI スタンダード2階 山側
平日泊:1人 / 7,700円(諸税込)
玄関横の階段を登るのかと思いきや、
「今回2階のお部屋でご予約頂いてましたが、空室が出ましたので ト・ク・ベ・ツ に広い部屋をご用意しました」と彼は言い、階段を登らずに、階段の横の部屋の「参」に案内してくれました。
おおっ!確かに広い・:*+.\(( °ω° ))/.:+
手前にこのようなリビングスペースがあり、
階段2段ほど上ったスペースにローベッドが2つ。
その隣には和室。
しかし、座椅子どころか座布団も置いてない和室。ここで何をすれば良いのでしょう?
住宅街の一角にあるので、窓の外は一般住宅ビュー。最初に予約してた2階の部屋の公式サイトの写真は、窓の外一面、緑の森だったのにな〜(´・ω・)
よく見たら、中庭に窓?網戸?が打ち捨てられてるし、、、。
押入れの中には布団が入ってたので、大人数でも泊まれる部屋のようです。
窓の外ではなくテレビを見て下さい、ということですね。
リビングのテーブルの上にあった風呂敷を開けたら、中に最中が入ってました。和菓子好きですね。
冷蔵庫の上にもサービス飲料が豊富に置いてあります。
【冷蔵庫サービス】
お部屋の冷蔵庫にご準備しているお飲み物無料サービス
久々に見たミニサイズのビールも無料だそうです♪
入口横のクローゼット。
館内着は作務衣。バスタオルは1人2枚置いてあります。
袋の中にはアメニティも色々入ってました。
お部屋はトイレのみです。
化粧品完備。
公式サイトによると、この「参」の部屋は特別室(離れ?)の次に広い32.95㎡だそうです。ただ、2人には使いみちのない和室があったり眺望がなかったりと『すごく満足♫』というわけではありませんでした。
「空室が出たので」と言ってましたが、前日チェックしたときは空室はなかったけどな?
その後様子を見ていると、どうやらその日は2階の部屋は使われていなかったようです。お客さんを1階に集めたかったのかも。 夕食はわかりませんが、朝食は3組分の準備がされていました。
館内
館内を見学しながらお風呂に行ってみましょう。
「参」の部屋の良いところは、どこへ行くにも近いこと。部屋を出るとすぐ玄関だし、ラウンジもすぐです。
フロントの横はレストランスペース。食事付きの方はこちらでお食事するようです。
最初にお菓子と飲み物を頂いたこのラウンジは、宿泊客が自由に使える共用スペース。
「全てご自由にどうぞ」と言われたので、試しにテーブルの上の入れ物を覗いてみると、
和菓子。そんなにみんな、金平糖好きなんですかね!?
部屋にもドリップコーヒーが置いてありましたが、ここにもコーヒーサーバーがありました。何しろ
【ラウンジサービス】
寛ぎのラウンジにご用意しておりますお飲み物は全て無料でご利用頂けます。
ですから・:*+.\(( °ω° ))/.:+
早朝でしたが、冷蔵庫を開けてみるとほとんど空のりんごジュースポットが1つ入ってました。
アイスは3本。朝だからですかね!?
大浴場
大浴場はフロントとは反対側の1番奥。
全10室のこじんまりした宿なので、どこに行くにも近くていいです♪
まずは男湯からご紹介。
シンプルな脱衣所。
洗面台には部屋と同じ化粧品が置いてあります。
分析書を見ると源泉名は大涌谷温泉、蒸気造成混合泉2号線(仙石原方面)。泉質は酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉。源泉温度は64.1℃、PH2です。
源泉の湯量が少ないため加水しているそうですが、塩素は入ってません。循環、加温もなし。
浴室はそれほど大きくありません。
久しぶりの大涌谷温泉は、ほんのり温泉臭。ぴーの感想は「ちょっと温泉が薄い感じがした」とのこと。
石鹸類は男女一緒です。
続いて女湯です。
女湯の脱衣所には水サーバーがありましたが、男湯は不明です。クレンジングや洗顔料は脱衣所の洗面台にしか置いてません。
男湯と同じ分析書が掲示されてました。
男湯より少し大きく見える浴槽。
お湯も女湯の方が濃い感じで、灰が沈殿したような濁り湯です。
ぱーはこのお湯に入った時『あ〜久々に大涌谷温泉らしいお湯だなぁ♪』と結構満足したのですが、ぴーは「薄い」って言ってました。男女で違うのでしょうか?
窓が多くて明るいお風呂なのも良かったです♪
大浴場は、ほぼぴーぱーの貸切状態でした。
久織亭の1Fの部屋は「参」以外、全ての部屋に半露天風呂が付いています。なので、他のお客さんはみんな部屋のお風呂に入っていたのかもしれません。
泊まった感想
最初は、箱根でよくある「以前はどこかの会社の保養所だった宿」かと思っていました。でも公式サイトを見ると、グループ経営の宿が他にもあるようです。
部屋でWifiもサクサク。11:00アウトなのでのんびり過ごせるし、静かで落ち着く宿です。
ただ、アップグレードしてくれた「参」の部屋は、広いけど眺望がないせいか、やや圧迫感を感じました。当日はあまり天気が良くなかったけど、爽やかな晴れの日にあの部屋にこもるのは勿体無い気がします。あくまでも個人の好みの問題ですが。
現在は素泊まりプランはないようです。その代わり、朝食のみプランはぴーぱーが予約したときより安くなっている気がします。公式サイトを見ると料理には随分力を入れてるようなので「食べるのが好き」な方は2食付きを試してみては?
ぴーぱーは再訪したとしても朝食のみプランでいいかな〜。今度は、2階の部屋に泊まってみたいですね。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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