Almalı Doğal Yaşam Çiftliği (ADOYAÇİ CAMPİNG)(テキルダー)

2025年9月訪問

トルコで泊まったキャンプ場は、Almalı Doğal Yaşam Çiftliği (ADOYAÇİ CAMPİNG)です。park4nightで見つけ、値段が手頃で高評価だったので連絡を取ってみました。

メールで料金を問い合わせると、park4nightに書いてある通り一泊15ユーロとの返事。ホテル代が高いトルコでは格安料金です。とりあえず一泊予約を入れて、到着時間を知らせておきました。

この日の旅記事はこちら↓

珍しく、あまり場所を把握せずに向かいました。

幹線道路を外れて未舗装路に入ります。

想像以上の田舎に驚いていたら突然プレハブの建物が現れて、到着したようです。

周囲は見晴らしがいいので、車が来るとすぐにわかります。

時間通りに到着したこともあり、すぐに若い男性が迎えてくれました。彼はほぼ英語は喋らず、スマホの翻訳を介しながら場内の説明をしてくれます。

一通り説明を終えると「好きな場所を選んでください」と言われました。「支払いはどうしたらいいですか?」と聞くと、チェックアウトの時でいいそうです。それから「チャイを飲みますか?」と聞かれたので「あ、はい。頂きます」と答えたら「では準備ができたら声をかけます」と言われました。

プレハブの建物はレセプションで、その奥がキャンプ場です。入るとすぐに下の建物があり、そこにオーナーが住んでます。若い男性はてっきりスタッフだと思っていたら、オーナー夫妻の息子さんだそうです。家族3人でここに住んでます。

これがサニタリー棟です。

ソーラーパネルでお湯を沸かしてるようですが、日が暮れても朝でもちゃんとお湯が出ます。

こちら側は女子トイレ。

2つのうち1つは完全な和式。

もう1つは洋式と和式両方あります。

反対側が男子トイレ。

こちらも1つは完全な和式で、

もう1つが和洋折衷です。

シャワーは男女合わせて2つです。
外の洗面台は鏡とコンセント付き。朝、シャワーの後に朝陽を浴びながらドライヤーを使うのは貴重な経験でした。

シャワー室にはシャワージェルやシャンプーも置いてあります。

サイトは四方に散らばっていて、

この辺りが一番高台のサイトになります。到着時は先客がいました。皆さんヨーロッパナンバーの大型キャンピングカーです。

高台から下を見下ろすとこんな感じ。

ぐるっと一周してオーナーの家の反対側に降りてきました。

時間も遅かったので、適当に下の方のサイトに車を駐めました。

サイトはこんな感じです。

各サイトは電源付きで料金に含まれてるけれど、自家発電の電気なのでほぼ使えないと思った方がいいです。実際使えませんでした。

ぴーぱーサイトのすぐ横がキッチンです。

外に1つ洗面台があり、

その横の網戸の中がキッチンです。

正面にシンクが2つ。

横にガスコンロがあります。コンロはライターがないと火はつきません。

シンクはもう2つあります。シンクは4つあるけれど、コンセントが1つしかないのはちょっと不便です。

洗濯機とアイロンも無料で使えます。ただソーラー発電なので日中に使うように、と言われました。

キッチンの横にはこんな部屋もあります。

その奥にも大きいキッチンがありますが、ここはグループ用だそうです。

困ったのはWifiです。 ”Wifiあり” だったので予約したのに、使える場所は限定されてます。車内では全く繋がりません。

母屋の建物の上にルーターがあったのでルーターが向いてる方で使ってみるけれど、かなり不安定です。

パソコンを持ってウロウロしていたら、延長コードを引いて充電させてくれました。ありがとうございます。

洗濯もさせてもらいました。広い干し場があるのでよく乾きます。

母屋を下から見た感じです。

さらに下にはヨルダンで泊まったベドウィンテントのようなモノも建ってます。若い人が寝袋を持ってここに泊まることがあるそうです。

さて「準備ができたら声をかけます」と言われたチャイは、いつまで経っても声がかかりません。日が暮れるとお湯が出なくなるかも、、、と思い、シャワーは先に済ませました。でもご飯は食べられません。だっていつ声が掛かるかわからないから・・・。

夜7時過ぎになってようやく「チャイの準備ができました」と彼が呼びにきました。内心『どれだけ準備にかかるお茶なんだよd( ̄  ̄)』と思ったけれど、笑顔で彼についていきます。

するとキッチンの前にテーブルとイスがセットされてます。ただの ”お茶” じゃなく ”お茶会” だったんです。スイス人夫婦とぴーぱー、オーナー夫妻と息子、ドイツ人夫婦は奥さんだけやってきました。そこでチャイを飲みながらお喋りが始まりました。

場を仕切るオーナーは英語を話しません。ひたすらスマホのGoogle翻訳で会話をします。向こうはトルコ語を英語に翻訳し、こちらはそれに答えるために英語をトルコ語に翻訳して彼らに返します。たまに英語組だけで話が盛り上がってしまうとオーナー家族は疎外感を感じてしまうので、慌てて誰かがトルコ語に翻訳します。大変です。

そんなお茶会が1時間弱続いたでしょうか?ドイツ人の奥さんが「お腹がペコペコだから、そろそろ失礼します」と席を立ちました。待ってました!とばかりに、ぴーぱーも一緒に席を立ちました。ヤレヤレです。

このお茶会は翌日の夜も開かれました。翌日はスイス人夫婦は旅立ち、ドイツ人夫婦は明日出発するからと夫婦で参加。そこに新入りのオランダ人ソロキャンおじさんが加わります。そうそう、ぴーぱーも結局2泊したんですよ(・∀・) 他に行くところも見つからないし、こんな奥地まで来て一泊で帰るのもナンですからね。そして洗濯させてもらいました。大体皆さん連泊するようです。

で、2日目のお茶会です。その日はもう少し早く始まりました。今日はお茶菓子も出てきます。最初にオーナーがウクレレみたいなトルコのギターを弾きながら地元の民謡を歌ってくれました。みんな神妙な顔で聞き入ります。正直内容がわからないので、どんな顔で聞いていいのかわかりません(^人^;)みんな同じ気持ちだと思います。その後は再び歓談タイム。知らない人との交流は楽しいけれど、同じくらい疲れるしお腹も空きます。この日はどういうタイミングでお開きになったのか覚えていませんが、またお茶会の後に夕食となりました。

 

泊まった感想

チェックアウトは何時でもいいと言われたので、翌日は12時過ぎまでここに居ました。ドイツ人夫婦の出発前に、今度はトルココーヒーをご馳走になりながらまたお喋り。手を振って見送った後に、ソロキャンおじさんの車を見せてもらったりして過ごしました。

トルコ人のホスピタリティを感じる素敵なキャンプ場です。値段が手頃なのも良いですね。ただWifiが不安定なのが困るのと、毎晩開催されるお茶会がちょっと面倒です。

人との触れ合いを求める方には最適なキャンプ場だと思います。