アフリカ治安地図2023.02

※半年ごとの定期記事です。
前回の「アフリカ治安地図」の記事は↓

2023年2月現在のアフリカ治安地図(↓)と半年前から変化のある国です。

■エチオピア和平

2年続いたエチオピア政府とティグライ人民解放戦線(TPLF)の紛争は、昨年2022年11月2日に和平合意が成立しました。そのニュースはコチラ
一応これで今回の紛争は終わったようですが、決して双方満面笑顔で握手した訳では無さそうなので、その内再び揉め出すかもしれません。
そのせいかどうかわかりませんが、エチオピア地図で今回新たに赤色になったエリアもあります。(上図の “エチオピア” の文字の下の部分)

それにしても今回の紛争では、数十万人の死者・虐殺があったのでは?と言われていますが、
もしこの数が本当なら、これは今ウクライナで起きている数を遙かに上回ります。
虐殺責任者の捜査と処罰は今後どうなるのかと思いますが、まさかウヤムヤになるんじゃ、、、なるのかなあ、、、なるだろうなあ。恐ろしいことです。

■ブルキナファソ

半年前は薄オレンジ(レベル2)のエリアもあったのですが、
今回は赤と濃オレンジのレベル4と3だけになってしまいました。
イスラム過激派組織による襲撃や誘拐事件が多発しているからです。
同国では昨年2回の軍事クーデターがあったのですが、どちらの政権もイスラム過激派撃退を目指してはいますが難航しているそうです。

またどちらの政権も反フランス・親ロシアを掲げているため、フランス軍は2023年2月までの同国からの撤退を決めました。
これによるさらなる治安の悪化も心配ですが、代わってウクライナで悪名高いロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵が駐留しているようです。それも恐ろしく感じます。

ブルキナファソが、隣国マリのように全域赤のレベル4にならないことを祈ります。

■モザンビーク

北部カーボデルガード州が濃いオレンジのレベル3になってしまいました。
これはイラク・レバントのイスラム国(ISIL)の武装集団による襲撃事件が発生して、
多数の死傷者が出ているためです。現時点で収束の見込みは立っていないそうです。

ところでロシアの国内治安が悪化しているそうです。

コチラ(←yahooニュースサイト )のニュースによると、
ロシア国内で、銃器・弾薬・爆発物を使用した犯罪が増えているそうです。
ウクライナ国境近くの地域では昨年の6倍以上、モスクワで約2倍だそうです。
ウクライナ侵攻の影響で、社会不安が高まったのに加え、武器が入手しやすくなったのが原因らしいです。
一旦、一般市民に武器が出回ってしまうと回収は困難ですから、将来的に治安の悪化が進みそうで心配です。

そう言えば日本には、
もともと “Z” が付いていた商品や社名がありますよね。

例えばフェアレディZ、LCCのジップエア、ニコンのミラーレスカメラ、ビオレZ、アルギンZ、マジンガーZ、ドラゴンボールZ、、、。
ロシアのウクライナ侵攻以降、“Z” はロシアのマークとしてネガティブイメージが広がりつつあるように思うのですが、各社のご苦労お察しします。

それからコロナ過で高騰していた国際コンテナ料金ですが、

だいぶ(と言うかすっかり)落ち着いて、コロナ以前の価格に落ちてきたらしいです。(たぶん)
今なら車をロシアではなくヨーロッパへ直接運ぶことも可能かもしれません。(ぴーぱーは、諸事情によりしばらく出来ないけど)