長栄館(鶯宿温泉)

2022年10月訪問

今回ご紹介するのは、岩手県鶯宿温泉の長栄館です。

宿泊する前日に地図を眺めていて発見し、夕方に予約しました。

鶯宿温泉は初めてですが、結構山奥にあるんですね。

盛岡方面から向かう途中に御所湖を通り、以前泊まったつなぎ温泉のホテル大観が見えました。

また同じ雫石町にありながら、雫石プリンスホテルとは結構離れていることも発見でした。

というわけで、到着。

駐車場は、橋を渡った川向こうにあります。

玄関前のスペースで荷物をおろしたら、車は移動させてください。

改めて、荷物を持って館内に入ります。

中に入ると正面にお土産品の販売棚があり、

その後ろがロビー。

木の椅子とテーブルが置いてある辺りが、公式サイトに載っているカフェスペース「梅の木」だと思います。

チェックイン日の18時まで、ロビーの一角にセルフサービスのコーヒーマシンが置いてありました。

朝はカフェスペースでお弁当形式の朝食が提供されるようです。

素泊まりのぴーぱーは、朝食が ”お弁当形式” だとは知らなかったので、朝風呂に行くときに見かけて『ずいぶん狭い朝食会場なんだなぁ』と思いました。

カフェスペースの向かい側が、日本酒BAR。

営業してるのかどうかわかりませんが、どちらもお客さんはいませんでした。

改めて、玄関入って左手のフロントでチェックイン手続き。

鍵を受け取ったら、アメニティコーナーから必要なものを取ります。

そしてエレベーター前の引き出しから浴衣と帯を取って、部屋に向かいました。

 

お部屋

お部屋は最上階の6Fでした。

今回じゃらんで予約したのは

プラン名:【事前決済で500円お得に!】“100%源泉掛け流しに浸かる” シンプル素泊まりプラン
部屋タイプ:【禁煙】山側/スタンダード和室10畳 平日泊:3人一部屋 1人 / 4,500円(入湯税別)

で・す・がー、、、宿泊前日の19:30頃予約したせいか、宿側で予約が入ったことに気づいていなかったみたいです。フロントで名前を言っても怪訝な顔をされました、、、。

結果「このタイプの部屋ならすぐにご案内できます」と言われて、通常は1人2,000円高いツインベッド付きの部屋になりました。もちろん、値段は据え置きです。お詫びのしるしかもしれません。

窓から見える景色はこんな感じ。

ベッドの横の棚の中に、何かあります。

恐る恐る開けてみたら、冷蔵庫でした。

冷蔵庫の横にグラス、栓抜き。

テーブルの上に豆せんべい。部屋の鍵は2本あります。

クローゼットの中にタオルと羽織。

あくまでも ”ご協力” ですが、浴衣、タオルは帰りに回収ボックスへ投函してほしいそうです。

反対側のドアを開けると金庫と消臭スプレーがありました。

テレビはやや小さめ。

テレビの上に、湯沸しポットと緑茶のティーパックが置いてあります。

入口の方に戻って、

洗面所。

大浴場の洗面所には化粧品は置いてありません。

使わなかったけど大きめのお風呂。

そしてトイレです。

下駄箱に館内スリッパ。

広くてステキなお部屋です。Wifiも問題なく繋がります。

ただベッドがキャスター付きで、座っただけで動いたからびっくり。それからマットも掛け布団も薄く、寝心地がいいとは言えなかったのは残念、、。

ゴミ箱が、部屋全体で洗面所に1個しかないのも驚きでした。

 

大浴場

館内を見学しながら大浴場に行ってみましょう。

まず、エレベーターの前に給水機。部屋で飲む水はここからピッチャーで持っていきます。

給水機の並びに、浴衣やシーツの回収ボックス。

浴衣やタオルだけでなく、シーツや枕カバーも翌朝自分でこのボックスに片付けるようです。それから分別ゴミ箱も置かれています。だから部屋にゴミ箱が1個しかないのかもしれません。

でもこれらは強制ではありません。あくまでも ”ご協力” です。

エレベーターの中に日本酒バーの案内が掲示されていました。

人がいないので営業してないのかと思ったら、フロントでコインを買ってセルフで飲むんですね。なるほどです。

1Fに降りてきました。

自販機コーナーにも、ずらりと並ぶ分別ゴミ箱。

自販機はソフトドリンクのみの販売です。

大浴場は、1Fの一番奥。

大浴場の手前にコインランドリーがありました。

洗濯機200円、乾燥機30分200円。洗剤はフロントで渡してくれるそうです。

大浴場に到着。

あ、ここにも自販機があります。

アルコールはこの自販機で販売してました。

自販機の並びに冷水機。冷水機は脱衣所にはありません。

源泉掛け流しのお湯に期待が高まります。

男湯からご紹介しましょう。

それほど広くない脱衣所。

洗面台にアメニティは一切ありません。

コロナ対策で貴重品ロッカーは利用中止。ここまで厳重な宿も珍しいです。

では入ってみましょう。

透明なお湯が溢れる内湯。匂いはほとんどありません。

仕切りつきの洗い場。

石鹸は男女一緒です。

女湯では気付きませんでしたが、男湯にはフェイスウォッシュの貸出があったようです。

コロナ禍でもサウナはやってます。

小さめですが、檜風呂もありました。

露天は岩風呂です。

続いて女湯をご紹介しましょう。

男女ほぼ一緒の脱衣所。貴重品ロッカーが使用中止なのも一緒です。

女湯の洗面台には、かろうじて綿棒があります。男湯もあったのかな?

それよりも気になるのは、ゴミ箱の ”使用中止” です。徹底してますね。

分析書が掲示されていました。

源泉名は、鶯宿温泉(こまちの湯)。源泉温度46.1℃、PH8.4の単純温泉です。消毒も一切していない源泉かけ流しです。

では入ってみましょう。

浴室も男女一緒。

こちらも浴槽から透明なお湯が溢れてます。源泉温度が46度なので、やや熱めのお風呂です。

仕切り付きの洗い場。

シャンプー類は男湯と一緒です。各洗い場にフェイスウォッシュはありません。

女湯もサウナあります。

サウナ用掛け水は、男湯もありました。

露天風呂の手前に檜風呂。

檜風呂の横にも洗い場があります。

檜風呂の奥が露天風呂です。

男湯は大きな岩風呂1つでしたが、女湯は3つに分かれています。

露天はちょうどいい湯温でした。

 

泊まった感想

あまり下調べせずに行きましたが、ステキな宿でした。

ただコロナ対策なのか経費削減なのかSDGsなのか、ハイクラスの宿の割に簡素化されたサービスが多いので好き嫌いがわかれるかもしれません。

でもお湯は良いですね。近くのつなぎ温泉も良いお湯だったので、このエリアは温泉天国だなぁ♪と羨ましく思いました。