中野屋旅館(横川温泉)

2022年4月訪問

今回ご紹介するのは、茨城県の横川温泉 中野屋旅館です。

近くで日帰り入浴できるところをGoogle マップで探していて、たまたま見つけました。

実は最初は ”元湯” に惹かれて、もう少し奥にある山田屋旅館に行ったんです。

それほど広くない駐車場になんとか車を停めて、お風呂セットを持って入口に向かったら ”日帰り入浴はお休みです” と貼紙がしてあり、愕然としました!

『さて、どうしよう、、、?』

試しに途中にあった中野屋旅館を覗いてみると、こちらは駐車場も広く、車も数台停まっているので営業しているようです。

ちなみに、旅館のパスワード無しのフリーWifiが駐車場でも拾えました。

では行ってみましょう。

中に入ると、広い玄関とロビースペース。

フロントの向かいに売店もあります。

下調べしないで来ちゃったけど、料金はいくらなんだろう、、、?

若干不安に思いながら前の人の支払いが終わるのを待っていると、料金は調べておいた山田屋旅館と同じ500円でした。良かった。。。

フロントの女性は、おせんべいを食べながら受付をしてくれます。「いらっしゃいませ」とも言われません。

入浴料を支払うとスタンプカードをくれました。6回入ると、1回無料になるそうです。

ではお風呂に行ってみましょう。

案内表示に従って進むと、まずは女湯があります。

女湯の向かいに貸切風呂。公式サイトによると、家族風呂(貸切風呂?)は2,000円で何回でも入れるそうです。

廊下に横川鉱泉の由来が掲示されています。

その下に、分析書がありました。

源泉名は、横川鉱泉。源泉温度13.2℃、PH10.1の単純硫黄冷鉱泉です。加水や循環の有無は書かれていません。

代表して男湯を紹介しましょう。

広くないけど、明るい脱衣所。

女湯は暗証番号式のロッカーの他に、普通の脱衣カゴもあります。洗面台が2つなのは一緒です。女湯はティッシュ、雪肌精の乳液、化粧水、クレンジングが置いてありました。

午前11時頃行きましたが、女湯は激混みでした!男湯がこんなに空いてたなんて、信じられません!

では入ってみましょう。

シンプルな内湯は浴槽が1つ。塩素臭はほぼしません。

お湯はジャージャー供給されていますが、それほどお湯の濃さは感じません。

洗い場は6〜7ケ所。

女湯も同じ石鹸類で、フェイスウォッシュとピーリングもありました。

驚いたのは、この源泉。ヌルヌルとしたお湯は、硫黄臭がプンプンします!

女湯では、数人のグループが大量のポリンタンクにこのお湯を汲んでました!

大浴場の入口に台車が置いてあったので『これは何だろう?』と思ったんですが、源泉を入れたポリタンクを運ぶためじゃないかと思います。それくらい大量です!

女湯は、浴衣姿の宿泊客から常連らしきグループ。それから、一人だけど常連グループから話しかけられて一緒にお喋りしている人までいて、とにかく賑やかです。

一人で来た方は「友達から勧められて来ました」と答えてました。どうやら人気の温泉のようです。

 

入浴した感想

たまたま見つけた横川温泉で偶然入った中野屋旅館ですが、思いがけない混みようで驚きました。

おそらく、お客さんはどんどん来るのでしょう。だからフロントの女性も、お客さんのありがたみが薄いのかもしれません。でもアグラをかいてる感じはなく、横柄なわけでもありません。

風呂場のアメニティもしっかりしてるし、リピーター向けのスタンプカードをくれたり、強めのWifiを飛ばしていたりとサービス精神も感じられます。

何より感心したのは、源泉を風呂場から台車で運んで持ち帰らせてくれることです!(←多分)

そんな気前の良さが、人気の秘訣なのかもしれません。