世界の “ たが ” が外れてる?

ここ最近、世界で新しい戦争や紛争が起きています。
たとえば、

・9/27 ナゴルノ・カラバフ戦争←11/10停戦
・11/5 エチオピア ティグレ州紛争
・11/13 モロッコ・西サハラ紛争
・11/13 インド・パキスタン カシミール紛争

どれも以前から火種はくすぶり続けていたようですが、今なぜこのタイミングで立て続けに勃発するのでしょうか?
もしかしてこれは、

コロナとアメリカ大統領選のせい?

もあるのではないかと、ぴーは思うのです。

これまで長い間いがみ合ってきた両勢力が、今なら戦争しても、
・国際社会はコロナで手一杯なので非難を受けずにすむ とか、
・選挙でもめている世界の警察官アメリカに叱られずにすむ とか考えて、
「このチャンスに、にっくきあいつらをとっちめてやる」と、考えたのではないでしょうか?
これまでブレーキを掛けていたものが無くなり、“たが” が外れてやりたい放題になってきたような気がします。世界は大丈夫なのでしょうか?

戦争は絶対に許されない行為であることは言うまでもありません。
ましてや大勢の民間人の命も奪われたとなると、、、。
そしてさらに、ぴーぱー個人的にも困るんです。非常に困ります。
何故かというと、

旅のルートがふさがれるから。

アフリカ喜望峰を陸路で目指すぴーぱーとしては、
ルートを紛争で通せんぼされると前に進めません。手も足も出ません。

中でも、今回勃発した上の四つの紛争の内、二つは特に困ります。
下の地図は、喜望峰に行くために考えられる二つのルートですが、

グリーンの線が走行ルート


オレンジ色の国は、以前からずっと紛争中でアブナイ国。行ってはいけません。こうして見ると、アフリカ内陸部には問題を抱えた国が多いですね。
アフリカのオーバーランダー旅は、危険地域をいかに避けるかがキモです。
広いアフリカ、もっと自由に走り回りたいところですが、現実はそうもいかないのです。

となると、オレンジを避けて喜望峰を目指すには、図のように二つのルートしかありません。
 ①モロッコからアフリカ西海岸沿いを走るルート
 ②エジプトから東アフリカを走るルート
(※図には書いていませんが、白い国でも部分的に危険なエリアもあります。逆にオレンジ国でも部分的に比較的大丈夫なエリアもあります。例えば、オレンジ色のコンゴ共和国をモロッコルートが通っていますが、この部分はそんなエリアです。またエジプトに車両を持ち込むには自動車カルネが必須らしいですが、そのモンダイはひとまずおいといて、、、)

ところが今回、その両方のルート上で紛争が起きてしまいました。まるで狙ってくれたかのようです。
モロッコ・西サハラは現在通れないと思います。多分。
エチオピアは、今現在ルートは紛争地域からギリギリ外れていますが、戦火が拡大したら即アウトです。

こんな事ではコロナが終息してもアフリカに行けません。ヨーロッパ止まりです。早くコロナと大統領選が落ち着いて、戦火も収まって欲しいものです。

ところでぴーがよく見ている世界の安全情報HPは、

イギリス政府 Foreign travel advice

勿論英語ですが、英語の勉強も兼ねてなんとか読んでいます。
情報が早いのと細かくて参考になります。
日本国外務省の海外安全ホームページも見ていますが、やはりイギリスの情報収集力は侮れません。007の国はさすがです。