河鹿荘(小野川温泉)
2017年11月訪問
今回ご紹介するのは山形県の小野川温泉、河鹿荘です。
小野川温泉は、山形県米沢市の奥座敷。小野小町ゆかりの歴史ある温泉だそうです。また、東北中央自動車道が開通してアクセスも以前より良くなったそうですよ。
到着した日は小雪が舞っていましたが、翌日は止みました。
駐車場には前日から雪を溶かすためのお湯(?)が出ていたので、地面に雪は残っていませんでした。
荷物を持って入口に向かいます。
広い玄関には雪かき用(?)のロングコートがかかってました。写真は翌朝なので、宿泊客の靴が玄関に並べられています。
広いロビー。
東北中央自動車道が開通したばかりです。
帰りに記念の日本酒頂きました。
フロント横にはお土産コーナー。
フロントで名前を告げるとこちらのソファに案内され、チェックイン手続き。
熱々の玉こんにゃくを出してくれました。寒かったので美味しかったです。
平日の割にはお客さんが多く、しばらくロビーで待ってからお部屋に案内されました。
部屋に行く途中にこのようなコーナーがあり、女性は無料でおしゃれ浴衣が着られます。
こんなコーナーもあります。
宿泊客は無料だそうです。
お部屋
ぴーぱーの部屋はフロントから近い逍遥館2Fの “あおい” でした。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:◆23時までチェックインOK!1泊朝食付・温泉満喫プラン!★夜食おにぎり付!朝食はバイキング!
部屋タイプ:【逍遥館2階】 和室10畳以上+広縁(シャワートイレ・洗面付)
平日泊 1人 / 8,100円(入湯税別)
入口を入ると、座敷の手前に洗面台と冷蔵庫がある広めのスペースがあります。
冷蔵庫の中には有料ドリンクが入ってました。
値段表はこちら。
反対側にはトイレ。
座敷部分です。
公式サイトを見ると逍遥館は一番古いそうですが、それほど気になりません。
ちょっと変わった広縁付き。
公式サイトには “逍遥館の客室からは山側の中庭が見られる” と書いてありましたが、ぴーぱーの部屋は駐車場ビューでした。
小ぶりなテレビの横には金庫や消臭剤。
クローゼット内は空。
浴衣は部屋にも置いてありました。
お部屋のお茶はティーバッグタイプ。
ロビーで玉こんにゃくを頂きましたが部屋にもお菓子が置いてありました。
部屋の鍵は1人1個あって便利♫
河鹿荘が掲載された本が置いてありました。
部屋にあった案内です。
逍遥館は1番安い部屋ですが、特に問題ありません。Wifiも快適に使えました。
値段重視の方、逍遥館オススメです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
大浴場 あさみどり
お風呂は下記のような時間割で男女入れ替えになります。
ちょっと忙しいようにも見えますが、チェックアウトが11時でお風呂が〜10時まで入れるのでそれほど慌ただしさは感じません。
入替時間前後は気をつけましょう。
まずは夕方女湯だった「あさみどり」からご紹介しましょう。
部屋を出て1階に降ります。河鹿荘はエレベーターがないので全館階段移動です。
左側にチラッと見える階段が逍遥館に向かう階段です。ぱーはそれを下りてきて、標識に従って奥に進みます。
途中に自販機コーナーがありました。
アルコールはビールのみ。
さらに進むと、
雄飛館など新しい客室棟との分岐点に出ます。
ご覧のように、新しい客室でも2階へのアクセスは階段です。
エステコーナーもありました。
メニューはこんな感じ。
分岐点を左に曲がってさらに進みます。
この辺りから『まだ着かないのかな!?』と思い始めます、、、。
渡り廊下はまだ続きます。
ちなみに、昼間の外の景色は池。公式サイトの館内案内図によると、左奥に見えるのが雄飛館、右側が美風館だと思います。
逍遥館より新しいそうですが、外観を見る限りではそれほど変わらない感じですね。
ようやく着いた大浴場(写真は翌朝)。結構遠かったです、、、、。
広くて明るい脱衣所。
洗面台には化粧品もあります。
分析書が掲示されてました。源泉名は協組4号源泉。温泉組合で一括管理しているお湯かもしれません。部屋の説明書きには温度の違う2つの源泉をブレンドしていると書いてありました。
泉温は78.8℃、PH6.8。弱い硫化水素臭と塩味がある含硫黄塩化物温泉だそうです。
さてさて、初めての小野川温泉はどんなお湯なのでしょう!?
浴室はさらに一段下がったところにあります。窓が大きくて明るい浴室です。
ここのお風呂は内湯のみ。1つの浴槽が中で仕切られていて “あつ湯” と “ぬる湯” に分かれてます。ぴーぱーはあつ湯好きなので右側に浸かりましたが「熱い」と言ってる人もいました。
お湯はほんのり硫黄臭がしてなかなか良いお湯です♪
カランが真っ黒なのも、温泉成分が強いせいでしょう。
初めての小野川温泉、お湯は良いです!!
が、1つだけ気に入らないことがありました。それは “オーバーフローしていない” こと。このブログ内で何回も力説してますが、オーバーフローさせないと浴室の床が温まらないと思うんです。特に冬は、せっかくお湯に浸かって身体が温まっても浴槽から出て冷たい床を歩くとまた身体が冷えちゃう。そういう経験ありませんか!?
河鹿荘は下のような理由で、温泉があふれでないようにしているそうです。
再び長い道のりを歩いて部屋まで戻り、改めて館内案内を見たらこんなページがありました。
先に読んでから行けば心の準備ができたかも、、、。
露天風呂・内風呂 せせらぎ
続いては、夕方男湯だった「せせらぎ」をご紹介します。
「せせらぎ」 は、ぴーぱーが宿泊した逍遥館と同じ階にあるので歩いてすぐです。
美風館や雄飛館に宿泊している場合は、このように階段を上がって来ることになります。
着きました「せせらぎ」です。
公式サイトの館内案内を見ると、この奥に離れの部屋があるようです。
脱衣所に入ると左右に2つ脱衣コーナーと出入口があります。昔は1つのお風呂だったのかもしれません。
洗面台は両側に1ヶ所ずつ。
浴室に入ってみると中には大きな浴槽が1つだけ。普通の造りです。
不思議に思ったけれど、公式サイトを見て納得。なんと昔は混浴だったそうです。
「せせらぎ」には露天風呂があります。「あさみどり」同様に浴槽は2つに仕切られていて “ぬる湯” と “あつ湯” に分かれています。
このように給湯量を調節して
浴槽内でブレンド。
気をつけて欲しいのは露天風呂の横の滝です。
ぴーはお湯だと思って触ってみたら水だった(>人<;)と驚いてました。
貸切温泉(家族風呂)
河鹿荘には無料で入れる貸切風呂があります。当日到着順で予約が必要ですが、ぴーぱーのような朝食のみプランでも利用できます。
部屋で一息ついてからフロントに予約しに行くと、すでに結構予約が入ってます。空いてたのは夕食どきの18:00前後か、夜遅い時間のみでした。利用したい人は早めの予約をオススメします。
ぴーぱーは夕食なしプランなので無事に予約できました。時間になったらフロントで鍵をもらってお風呂に向かいます。その貸切風呂は大浴場 “あさみどり” の隣にあります。写真奥の緑の暖簾です。
中に入ると、
広い脱衣所!!ちょっとした旅館の大浴場並みに広いです。
洗面台のアメニティも充実。
浴室もこの広さ。公式サイトによると大人7人が一度に入れる広さだそうです。
ただ浴槽の半分は浅瀬なので、肩まで浸かれるのは奥だけです。
面白かったのは、翌朝女湯(あさみどり)の清掃時間帯は貸切風呂を使用するようになってたこと。確かに十分な広さですよね。
足湯
立派な足湯コーナーがあったのでご紹介します。
最初はまさか、ここが足湯だなんて気付きませんでした。どうやら冬場は簡易的に壁を作るようです。
中に入ってみると、
このような足湯や、
飲泉処もありました。ちょっとしたお楽しみコーナーがあるっていいですよね♪
朝食
朝食はバイキングですが、チェックイン時に時間を聞かれたので8時にお願いしました。
会場はお土産売り場の横です。
中に入るとこのように料理が並ぶコーナーがあり、
食事をするスペースは暖簾で仕切られた個室風になっていました。
席に案内されると、テーブルの上に料理の説明が書かれたマットが敷いてありました。
さて何を食べようかな♪
それほど変わったメニューはありませんが、
どれも美味しそうです。
どちらかというと和食中心のメニューかな。
面白かったのは山形牛の牛丼があったこと。
ご飯とお味噌汁は厨房の人が給仕してくれるんですが、そこで牛丼もオーダーできます。美味しかったです♪
食後は、こちらのスペースで挽きたてコーヒーが頂けます。
しかもお茶菓子付き♫
これ、すごく美味しかったです。コーヒーに良くあいます。
ごちそうさまでした。
泊まった感想
初めて知った小野川温泉ですが、かなり気に入りました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
河鹿荘自体もとっても良かったです♪お湯がいいのはもちろんですが、サービス精神に溢れているところも素晴らしい。 それから朝食のみでしたが食事も美味しかったです。
残念な点をあげるとしたら、お風呂が遠いことでしょう。色々な棟があるようですが、どこに泊まってもいずれかのお風呂は遠くにあることになります。
ん?逆を言えば、いずれかのお風呂は近くにあるということ!? (・∀・;) もしかして、普通の人はそう何回もお風呂に入らないんですかね!?
もしお風呂は1回で十分、もしくは朝晩2回入れば大満足くらいの回数でOKの方は問題ないでしょう。ぴーぱーみたいに何回も入りたい人にはお風呂への距離が気になりますが、それを上回るお湯の良さもあります。
色々な温泉を知ってるつもりでいたぴーぱーですが、隠れた名湯ってまだまだたくさんあるんですね。これだから温泉巡りはやめられません。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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