内湯旅館 福田屋(竹野温泉)
2017年11月訪問
今年も蟹シーズンがやってきました!!
昨年は有名な城崎温泉の幸楽園という宿で蟹を頂きましたが、ちょっと期待はずれでガッカリ。今年は失敗したくありません。
そうして選んだのが、城崎温泉からほど近い竹野温泉にある内湯旅館 福田屋です。小さい旅館ですが一応温泉もあるし、何より料理の口コミ評価が高い!しかも夕食は個室食です。
張り切って車を走らせました。
到着した竹野温泉は、温泉街というよりは住宅街。福田屋もこじんまりした旅館です。
駐車場がわからなかったので玄関を入って声をかけると、感じの良い女性(多分若女将)が出てきて教えてくれました。
50mほど離れたこちらの駐車場の何区画かを借りてるようです。
車を停め、荷物を持って改めて中に入ります。掃除の行き届いた綺麗な玄関です。
フロント前にはお土産も売ってます。
先ほどの女性が部屋まで案内してくれました。
禁煙室はないとのことなので消臭対応をお願いしておいたら、すごく臭いのことを気にしてくれました。実際、部屋は全くタバコの臭いはしませんでした。
お部屋
お部屋は2Fの椿の間。
「バスなしトイレなし」の和室なので、非常にシンプルな部屋です。
広縁もなし。
窓からの眺望は隣の家?
クローゼットの中に浴衣やタオル類。
浴衣が古びてないのが嬉しいですね。
夕食の時間を決めたりしながらお茶を淹れてくれました。
お茶菓子は全国津々浦々で出会う合わせ焼き。外側のパッケージだけ変わるタイプです。
館内の案内です。
ここまでシンプルな民宿タイプの宿に泊まるのは久しぶりなので、最初はちょっと驚きました。
でも目的は蟹です。蟹さえ美味しければ文句なし。夕飯に期待です。
館内
館内を見学しながらお風呂に行きましょう。
部屋を出るとすぐにトイレがあります。
向かって左側の男性用トイレの中は小便器だけ。
その横の「和式」と書いてあるドアを開けると和式トイレ。
1番右側のドアはウォッシュレット付きです。
公式サイトを見ると福田屋は全6室。客室は全て2Fにあるようで、当日はこの奥の部屋に男性1人客の方が泊まってました。
トイレを通り過ぎて階段手前の右側に、
共同洗面台があります。
階段を降りると、
ロビーです。ロビーの奥にも洗面台があります。
その横に自販機と、
冷水ポットが置いてありました。ちなみに、部屋に冷蔵庫はありません。
反対側から見た写真です。ロビーからお風呂に向かう時は厨房の前を通り、
その奥に、男女別の内湯温泉があります。
内湯温泉
まずは男湯からご紹介しましょう。
分析表が掲示されています。
含有薬効成分は兵庫県下随一だそうです。
脱衣所。
男湯ですが洗面台にはシャワーキャップ、ブラシ、綿棒が置いてあります。
浴室はいたってシンプル。ちょっと大きめの家庭用のお風呂みたいです。
続いて女湯です。
脱衣所、超狭いです。家庭用並みです。
1人が精一杯の空間。
「カギはかけないでください」と書いてあります。確かに、1人ずつ入るお風呂と勘違いしそうです。
見た目は雰囲気のある浴槽ですが、狭いです。1人が精一杯でしょう。
公式サイトのお風呂の写真は、この浴槽をかなり横に伸ばした加工をしていると思われます。
洗い場は一応2ヶ所あります。シャンプー類は男湯と一緒です。
当日は女性客はいなかったのでぱー1人で独占しましたが、満室だったり女性客が多かったりすると厳しいお風呂ですね。 塩っぱいお湯ですが、特に素晴らしい薬効成分を感じることもなく、至って普通な感じでした。
特に案内はありませんでしたが、公式サイトによると希望すれば貸切もできるようですよ。
夕食
さて待ちに待った夕食です。今回じゃらんから予約したのは、
プラン名:〈50歳からのじゃらん〉★地物ブランド【柴山かに】★炭火焼き・かにちり鍋・甲羅焼きみそ・かに刺しコース
部屋タイプ:和室
平日泊 1人/ 25,000円(入湯税別)
なんと2人で50,000円!!
で・す・がー、この時のためにぴーぱーはじゃらんのポイントを貯めてました。それも20,000ポイント!なので20,000円引き!!やったーー・:*+.\(( °ω° ))/.:+
18時半に1Fのお食事処に向かいます。お食事処は、男湯の先を左に曲がったところです。
「個室」というには広すぎる宴の間。
まずはこんな感じでセットされてました。
以下はプラン内容に書かれていた献立です。
香住のおとなりにある柴山港
松葉カニの選別が厳しく、魅力ある漁港から仕入れるカニをご用意いたします。
【お献立】
●先付け
●カニ刺し&旬の魚刺身
●セコがに(食べやすく甲羅盛りにしてご用意)12月下旬まで
●焼きガニ(炭火で焼きます・あつあつをお召し上がりください)
●カニ味噌甲羅焼き(日本酒がすすみます)
●カニちり・カニしゃぶ(ポン酢であっさりと)
●カニ雑炊
●デザート
先付けは、写真の1番手前右側に写ってる蒸し饅頭のようなものです。スイマセン、どんな料理だったかよく覚えてないんですが美味しかったです。それだけは覚えてます。
こちらがお刺身。これで2人前。蟹刺しは1人1本です。
こちらはセコがに。一昨年この辺りに蟹を食べに来た時に初めて知った蟹です。
そして焼きガニ。サービス(?)でエビも2本付いてました。
これらをテーブル横の炭火で焼いてくれます。
温かくて美味しかったです。
カニ味噌甲羅焼き。日本酒は今回の50歳以上プランの特典で、2人で1合サービスでした。
そしてカニチリ、カニしゃぶ。
鍋を全てさらったら、
その鍋で雑炊を作って持ってきてくれます。
お腹いっぱいになったので、デザートはお部屋で頂きました。美味しいゼリーでした。
どれも丁寧に調理してくれているのはわかりますが、やっぱり不完全燃焼感が残ります。
どーしても、あの七釜温泉の蟹が頭から離れないんです!!(>人<;)
朝食
夕食のみ個室だと思っていましたが、朝食も同じ部屋でぴーぱー2人だけでした。
宿泊客が2組だけだったので、それぞれ個室にしてくれたのでしょう。隣の部屋からは、例の男性客が宿の人と話す声が聞こえました。
朝食は非常に豪華でした・:*+.\(( °ω° ))/.:+
山陰地方の朝食ではお決まりの薄べったい焼き魚。イカ刺しや小鉢数品。下の写真では切れちゃってますが茶碗蒸しもありました。
湯豆腐。
そして地元米だというご飯の美味しかったこと!!ツヤツヤでしたよ。
その他に蟹ご飯も出してくれましたが、蟹ご飯は食べられなかったらおにぎりにしてくれるとのことだったので、白米を完食して蟹ご飯は残しました。
写真撮り忘れましたが、食後にコーヒーも頂きました。
朝食は大満足。どれも本当に美味しかったです。
泊まった感想
帰りは家族総出でお見送りしてくれて蟹ご飯のおにぎりと柿、海苔の佃煮を1人1瓶お土産に持たせてくれました。皆さん本当に丁寧な接客で、とても気持ちが良かったです。
料理はどれも美味しかったです。 が、やっぱり蟹に関してはちょっと物足りなさを感じちゃいました。
竹野温泉は海水浴場が徒歩圏内にあるようなので、夏に海水浴と食事を楽しみに泊まるのには良い宿かもしれません。
うーーん、、、残念ながら今年も七釜温泉を超える蟹には出会えませんでした。
来年あたり、七釜温泉に再訪しようかな!?
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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