湯元 玉井館(玉造温泉)
2016年11月訪問
今回ご紹介するのは、玉造温泉の湯元 玉井館です。
木造3階建全8室の小さな宿で、歴史ある玉造温泉にふさわしいですよね。しかも “湯元” というだけあって、自家源泉をお持ちだそうです。
自家源泉掛け流しの玉井館は、少し離れた場所で循環湯の大型旅館も経営しています。
どちらかといえば現在は大型旅館経営の方が主流のようで、「玉井館」と検索すると最初に別館の方がヒットします。でも今回の宿泊は、湯元 玉井館です。
駐車場は別館駐車場を利用するように書いてあったので、チェックイン可能時間の16時頃、別館の駐車場から到着した旨の電話を入れました。ここから送迎してくれるそうです。
すると電話に出た女性は「そのまま当館までお越しください」と言います。玉井館から徒歩4~5分のところにも3台分だけ駐車場があるようで「そちらに駐車してください」という指示でした。
なので、もう1度別館の駐車場から出て、さらに温泉街の奥に車を進めていくと玄関の前で女性が手を振っていました。そして荷物だけおろし、近所の駐車場へ。
下のような広い駐車場の中の3台分に「玉井館」の看板が立ってました。
でも、こちらの駐車場も決して近くはない距離なので、どちらに停めた方がいいかは微妙。
もし別館の駐車場に停めて送迎をお願いした場合は、朝食時に送迎時間を聞かれます。隣の人の会話を聞いていましたが、確か随時ではなく30分間隔だったと思います。また、旅館の方曰く「朝は道が混むので時間に余裕を持ってください」とのこと。こういうの、結構面倒ですよね。
ちょっとバタバタしましたが、とにかく到着しました。建物は古いですが、よく磨かれたガラスが気持ちの良い玄関です。
フロントでチェックイン手続きを済ませてお部屋へ案内してもらいました。
お部屋
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:人気!~禁煙ルームはぎの間【日にち限定でお得♪】
部屋タイプ:禁煙ルーム♪和室8畳(はぎの間)
平日泊:1人 / 10,800円(入湯税別)
プラン内容として書いてあったのは
【ご注意!!】
禁煙部屋です。尚、正直申し上げたことに関しての、クレーム等は一切お受けいたしませんので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。決して、料金だけに惹かれないでください。音が気になる方は、御遠慮ください!!当館の口コミも参考に♪
【告白!】
正直に申し上げます。部屋のつくりが悪いわけではありません。部屋の下が浴場になっており、多くのお客様が入浴されると、音が少し響くお部屋です。
【お部屋】~禁煙
しかし、それ以外は8畳の広さがあり、かわいい庭もあるので、ゆっくり過ごしていただけます。 ”萩太郎”には、不思議な力があるかも!!
いわゆる「訳あり部屋」です。
こちらがその「はぎの間」。階段を登ったすぐ上の部屋でした。
思いのほか洒落た造りの室内。
広さも十分な8畳間。畳のサイズが大きいみたいです。
雰囲気の良い広縁。
これが「萩太郎」 夜はライトアップされてます。
すごく寒い日でしたが、石油ストーブがあったのですぐに暖まりました。
バスタオルが1人2枚用意されていたのは嬉しいサービス♫
水廻りも古いけどオシャレな雰囲気づくりでカバーされてます。
トイレも綺麗です。
入口横の冷蔵庫の中にはサービスのコーヒー牛乳とお水が入ってます。
そしてこんな説明書きが置いてありました。
玉井館の飲み物メニュー。
初日は、思いがけず居心地のいい部屋なのでびっくりしました。
しかし翌朝、やはり宿の注意事項が正しかったことを思い知らされます。夜は全然聞こえなかった下の浴室の音で目が覚めたんです。冬で窓を閉め切っているからまだよかったですが、夏で窓を開けて寝ていたら結構音が響くと思います。
すっかり注意事項のことを忘れて『夏は、広縁のイスで夕涼みしながらビール飲んだら気持ちいいだろうな〜♪』とか思ってましたが、結構厳しいかも。
部屋の雰囲気はとっても良いのに、、、残念です。
館内
口コミを読んで、玉井館に面白いサービスがあるという情報を仕入れていました。
それは、生ビールサービス。
早速行ってみましょう。
生ビールサーバーはロビーの片隅に設置されていました。ちなみに、ロビー周辺はWifiが使えるようです。
ちょっとカップが小さいけど、サービスですからね。
部屋に持ってきてお茶請けのお饅頭と一杯。
部屋がロビーのすぐ上だったので、その後もお代わりしに行きました♪
大浴場「夢の湯」
お風呂は2ヶ所あって、時間帯で男女入替になります。
面白いのは、入替えが2回あること。夜間だけ入れ替わって、翌朝はまた戻るんです。
理由はわかりませんが、その日は公式サイトによると「夢の湯」と呼ばれる大浴場が昼間と朝、女湯になっていました。
暖簾をくぐって階段を降りると、
小ぶりな脱衣所。
シンプルな洗面台。化粧品類はありません。
下記のような説明書きがありましたが、湯の華ようなものは見当たりませんでした。
加水加温、循環の有無などの表示はない分析書。じゃらんの温泉表示には「掛け流し」となってましたが、よく見たら公式サイトにも「掛け流し」と明記はされていません。
うっかり写真を撮り忘れましたが、手書きの分析書的なものには「掛け流し」と書いてありました。
小ぶりな内湯。それほど温泉の匂いはしません。
豊富にお湯は出てるけど、オーバーフローはなし
夢の湯には露天風呂が付いてます。
もしかして、露天風呂だけ掛け流し、、とか?
露天風呂はオーバーフローしてました。
湯温は内湯も露天も適温。どちらも特徴のないお湯です。
大浴場「玉の湯」
続いて「玉の湯」をご紹介しましょう。
その前に、こちらは入口横に掲示されてた今日の湯温です。玉の湯の方がやや温めのようです。
脱衣所はほぼ一緒。
玉の湯は浴室内で数段降りる作りです。
ちょっと暗い印象のお風呂です。
実は、ぱーは寝ちゃって玉の湯には入れなかったんです。
ぴー曰く「掛け流し量もチョロチョロだし、、イマイチ」だったそうですよ。
写真しか見てませんが、男性は大半の時間をこのお風呂しか入れないとなると、ちょっと不満かもしれません。
夕食
夕食は部屋食です。それも、この玉井館を選んだ理由の1つでした。
他の人の口コミを見ると「夕食を18時にすれば、サービスの生ビールをお供に夕食を頂けます♪」と書いてありましたが、、ぴーぱーはちょっと遅めの夕食にしたのでビール1本注文。中瓶で800円です。
カニのシーズンだったので、一応カニも出ました。
お品書きはなかったけど、お造りの魚の名前は教えてくれました。←忘れちゃったけど。
冬は温かい食べ物が嬉しいですよね♫
ご飯はお櫃でもらえました。
玉井館は、デザートがまた面白いんです。
ロビーにアイスクリームが置いてあって、自分で好きなものを取るというアイスクリームバイキング。
正直アイスはそれほど興味ありませんが、、せっかくだから頂きました♪
朝食
朝食は広間食です。フロントの奥にお食事処がありました。
せ、狭いっ。隣の席とのスペース狭すぎです、、。
定食屋でご飯を食べてるみたいな気分になりますが、品数は豊富です。
ご飯は1人ずつお釜で炊くスタイル。
「オリジナルレシピで炊き上がる」とか「衝撃的なうまさです」とか予約時の説明書きには書いてありましたが、、、
それほど美味しい訳でもなかったです、、時間が経っちゃったのかな!?
泊まった感想
「美肌の湯」として有名な玉造温泉ですが、お湯には特に感動はありませんでした。「クセがない=美肌の湯」という考え方なら納得できますけど。
そして玉井館ですが、ご主人のこだわりなのか面白いサービスがたくさんあって楽しめました♪ 今回泊まった「はぎの間」も、冬場ならそれほど音は気にならないと思います。
玉造温泉で宿をお探しの方、湯元 玉造館を検索してみてはいかが!?
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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