さぎの湯荘(鷺の湯温泉)

2017年1月訪問

今回ご紹介するのは、さぎの湯温泉 さぎの湯荘です。

公共交通機関で行くにはあまりアクセスは良くない場所ですが、温泉のためなら頑張ります!米子空港から電車とバスを乗り継いで、安来市にやってきました。

さぎの湯温泉には3軒の温泉宿がありますが、どこも「トイレなし」の民宿タイプばかり。さぎの湯荘だけが唯一のハイクラス設定で、しかも連休中でも朝食のみプランがありました。お湯はどの旅館に泊まっても掛け流しのようです。

足立美術館から、歩いてすぐです。ちなみに、3軒のお宿は全て固まって建っています。

道路を挟んだ向かい側が駐車場。

玄関を入って、まずはフロントで宿帳を記入します。

外観は純和風ですが、中に入るとオシャレな雰囲気です。

その後お庭の見えるリビングルームのような所で、お茶を頂きながらお風呂の説明等を聞きます。

受付廻りのスタッフは男性が多く、お茶とお菓子も男性が持ってきてくれました。皆さん、物腰が柔らかくて上品な良い感じです。

昼間は中庭が見えます。

 

お部屋

公式サイトを見ると、さぎの湯荘には色々なタイプのお部屋があるようです。掛け流しのお風呂付はもちろん、庭を眺められるカウンター付きのお部屋とか、和室+ダイニングルームという面白い間取りの部屋など。

余裕があったらそういう部屋でのんびりしたいですよね。ちなみに、夕食はどの部屋も部屋食だそうです。

しかーし、今回ぴーぱーが選んだのは最安値の本館純和室8畳(広縁・ウォシュレット付き)。朝食のみのプランで、 1人10,000円+消費税。じゃらんから予約しました。

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案内されたお部屋は2階の「福寿」。

お部屋は昔ながらの雰囲気で、まさに純和風。でも広さも十分で全く問題ないです。

広縁の窓から見えるのは駐車場。

中庭向きのお部屋もあるでしょうが、ぴーぱーは全然気にしません。

アメニティも上品です。

お茶菓子のしじみ饅頭は面白い味でした。

あえて不満を言うなら、お湯のポットが電気ポットじゃないことと、部屋の鍵が大きすぎて持ち歩くのに邪魔だったこと。2つもらえるのは嬉しいんですけどね。

入口の方に戻って、

洗面所とトイレ。

水廻りはリフォームしたようで綺麗です。

冷蔵庫は差込式。お部屋に水ポットがないな〜ってがっかりしてたら、冷蔵庫に入ってました。しばらく気づかなかったです。

最安値の部屋を選んだつもりでしたが、もっと狭い部屋があるようです。詳しい間取りは公式サイトをどうぞ。

 

館内

館内を見学しながらお風呂に行ってみましょう。

館内は意外と広いです。中庭を囲むように建っていて、2方向から大浴場に行くことができます。

まずは、階段を降りると先ほどの玄関。

玄関周辺には、ぴーぱーがチェックイン時にお茶を頂いた部屋の他にも、いくつか寛ぎスペースが点在しています。

ぴーぱーは時間がなかったので諦めましたが、朝はこの辺りでコーヒーが頂けるようです。

お土産売り場。

貸切風呂の隣に卓球台がありました。

自販機もこの辺りにありますが、アルコールの自販機は見なかったように思います。

大浴場は、ちょっと遠いです。

でも随所に休憩コーナーが設けられているので、「のんびり行きましょう♪」ってことでしょうか。

 

大浴場

大浴場は翌朝9時まで一晩中入れます。ほぼ造りは一緒で、男女の入れ替えはありません。

今回は男湯をご紹介します。

まずは、大山のお水。

アメニティも揃ってる脱衣所。男湯の方がちょっと広めかな。女湯にも化粧品あります。

分析書が掲示されていました。

三朝温泉といい、山陰地方はラジウム泉が多いですね。

加水のみ、掛け流しです。

入ってみると、透明なキレイなお湯です。特に温泉の匂いは感じません。

オーバーフローしてないなぁと思ったら、溢れたお湯は窓沿いの排水口に流れ出る設計になってました。ちょっと残念、、。

男女共に露天風呂が併設されてますが、男湯の方が大きいです!

外は見事な田園風景。立ち上がると見えちゃいそうで怖いです。これは女湯も同じです。

あんまり特徴のないお湯に拍子抜けしましたが、優しいお湯ってことですね。

貸切広々内湯「白露」

さぎの湯荘には50分無料の貸切風呂が2つあり、チェックイン時に予約を入れます。

まずは18時から内湯の「白露」を予約して入ってきました。正面のお風呂です。

広々内湯と言うだけあって、脱衣所も広い。

所狭しと並ぶ化粧品。

トイレはバリアフリー対応のようです。

ここにも分析書がありました。

おおっ!広い!! 元々は、ここが大浴場だったのかもしれません。

大きな窓の外はお庭があって、昼間ならお庭が見えます。

これだけの広さを貸し切れるのは嬉しいですね♪

1点、不満がありました。大浴場もそうでしたが、オーバーフローしない造りになっているせいか床が冷たいんです。

そういう造りになっているお風呂は他の宿でも多いですが、特にここの床は冷たかったです。

貸切露天風呂「岩露」

チェックイン時に予約できる貸切風呂は1ヶ所だけですが、22時以降は翌朝9時まで空いていれば自由に入ることができます。

なので夜、もう1つの貸切風呂「岩露」に行ってみました。

一度、外廊下を通って脱衣所へ。

小ぶりですが、上品な脱衣所です。

まずドアを開けると手前にシャワースペースがあって、

もう1つドアを開けると、岩造りの露天風呂がありました。

2人入ったらいっぱいの大きさだけど、このお風呂は入ると豪快にお湯が流れ出ていくので気持ちいい〜♪ 坪庭を眺めながら入浴できます。

お湯はどこも一緒ですが、雰囲気はそれぞれ違って楽しめます。特に、貸切風呂の脱衣場はキレイでアメニティも豊富。部屋からも近いので、翌朝も貸切風呂に入りました。

さぎの湯荘の貸切風呂は、いつも空いてました。お風呂付きの部屋もあるからかもしれません。お風呂の混み具合ってホントに宿それぞれですが、ここのお風呂はいつ行っても空いてて良かったです。

朝食

朝食は、皆さん会場食。時間が選べたので8時からお願いしました。

会場内は、ゆったりした配置。若干ガランとしてるように見えなくもないですが、ぴーぱーはこのくらいゆったりしてる方が好きですね。

部屋の名前が書かれているテーブルを探して座ります。

品数は豊富ですが、内容は普通です。

配膳スタッフもなんだかアルバイト風な人が多かったです。受付廻りの人とは明らかに違う雰囲気でした。

泊まった感想

館内の雰囲気も、受付廻りのスタッフの雰囲気もすごく上品で良い宿でした。

ただせっかく素敵な宿なのに、15時イン10時アウト設定なのは残念です。もう少しゆっくり滞在できたら、もっと宿を満喫できるのに、、。

肝心の温泉は、クセのない優しいお湯です。お風呂が空いていて、のんびり入れるのが良いと思いました。

予算に余裕のある方は、温泉付きの部屋で、部屋食を楽しんではいかが!?