天ヶ瀬温泉 成天閣

2023年5月訪問

大分県の竹田〜九重〜日田辺りで泊まる温泉宿を探していて見つけたのが、天ヶ瀬温泉 成天閣です。

小さい宿が多いエリアの中では割と大きめで、クチコミ評価も高かったので予約しました。

というわけで、到着。

Googleマップのナビでやって来ましたが、何かの間違いかと思うような細い道を通った挙句、最後はものすごく急な坂道を下って駐車場に着きました。

一番驚いたのが、駐車場から建物入り口までの急な階段です。

公式サイトに ”車椅子対応可能” 的な内容が書いてあったので、てっきり全館バリアフリー対応しているものだと思ってました。階段の横に一応スロープがありますが、あまりに急で、怖くて車椅子は使えません。

困ってフロントに聞きに行っても、そこだけは階段を上るしかないとのこと。客室へはエレベーターで行けますから、と言われました。

仕方なく足の悪い母親を励ましつつ、階段をのぼらせ、、、、、、、

なんとか入り口に到着。ここから車椅子でフロントに向かいました。

改めて、フロントでチェックイン手続き。

下の写真の奥の通路が、駐車場へ続いています。結構遠いです。

チェックイン手続きを終えると、アメニティコーナーから必要なものをピックアップするように言われます。

浴衣も自分サイズの好きな柄を選べます。

アメニティは化粧品や靴下など色々ありました。

アメニティコーナーの向かいが売店。

売店の中に自販機があり、

アルコールも売ってます。

お土産もありました。

アメニティコーナーとは反対側のロビースペース奥に、フリードリンクコーナー。

コーヒーや紅茶など、ホットドリンクを自由に頂くことが出来ます。

こうしてロビー周辺を散策しているうちに、あることに気付きました。

ぴーぱーが入ってきた入口 ↓ は、正面玄関ではないんですよ！！

正面玄関はフロントの目の前の、コレ。

ここから出るとウッドデッキがあり、

川の対岸から橋を渡ってホテルまでアクセスできるんです！！

ぴーぱーが車を停めたのは、写真左下に見える川沿いの駐車場。

でも対岸の橋のたもとにも数台分の駐車スペースがあり、”成天閣P” と看板が出ています。

本当に数台分のスペースしかないので、ホテルとしては川沿いの広い駐車場に停めて欲しいのかもしれないけれど、背に腹は変えられません。車を移動します。

こちらも橋まで階段ですが、さっきの急な階段に比べればこっちの方がマシです。

橋を渡り切ったところには階段はありません。

スロープを使って玄関までアクセス可能です。

建物側から橋を見ると、こんな感じ。

明日の朝の心配が少し軽減されたので、ホッとして部屋に向かいました。

お部屋

お部屋は3Fでした。

今回楽天トラベルで予約したのは

プラン名：【素泊まり◆チェックイン22時まで】
観光のあとは、当館自慢の天ヶ瀬温泉でゆったりステイ＜食事なし＞
部屋タイプ：【リバービュー】禁煙｜和室（素泊まり）
平日泊：3人一部屋 1人 / 9,350円（入湯税別）

じゃらんでも同料金・同プランがありましたが、楽天トラベルのみ旅行支援が使えたので楽天トラベルで予約しました。

和室8畳一間だと思っていたら、

なんと和洋室でした。

これは嬉しい･:*+.\(( °ω° ))/.:+

窓からは橋が見えます。

洋間の方にイスとテーブル。

その横に冷蔵庫。

冷蔵庫の上に、サービスのペット水やお茶菓子が置いてあります。

冷蔵庫を使うときはスイッチを入れてください。

和室の方に戻ると、

3人なので布団が1つ敷いてあります。

テレビの横のクローゼット内にタオル。

それ以外のアメニティは、1Fで色々もらって来ました。

入口の方に戻って、

入口の横に、

洗面所。

トイレ。

浴室。

館内履きは、スリッパじゃなくて雪駄です。

フロント周辺はキレイでしたが、部屋の設備は結構古いです。でも色な々サービスがあり、頑張っているのが感じられます。

Wifiの速度は問題ありませんでした。

大浴場

大浴場に行ってみましょう。

宿泊した3Fにコインランドリーがありました。

洗剤自動投入の洗濯乾燥一体型で、料金はコースによって変わるタイプです。

2Fに降りてきました。言い忘れましたが、玄関とフロントは2Fです。

アメニティコーナーの奥に、大浴場への通路があります。

こんな通路を通って、

浴室棟に到着。

2つのお風呂は、

3回入れ替えがあります。

まずは露天風呂付きの「癒遊湯」からご紹介しましょう。

脱衣所はそれほど広くありません。壁沿いに脱衣カゴの棚と無料のロッカー、反対側は洗面化粧台です。化粧台には雪肌精のクレンジング、化粧水、乳液が置いてあります。

浴室もそれほど広くありません。小さな窓に沿って浴槽が1つあり、反対側に洗い場が6カ所あります。洗い場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナー、ハトムギ洗顔料完備です。

内湯から直接露天に出られます。

露天は広いウッドデッキのようなスペースに浴槽が3つあります。ウッドデッキスペースは広いけど、浴槽はそれほど大きいわけではありません。1つは深い立ち湯です。立ち湯好きには嬉しいですが、浴槽自体は小さく、夜は結構虫が浮いてます。

それから露天はかなりオープンエアなスペースなので、向かいのホテルから見えそうで女子は心配です。男の人は開放感があっていいかもしれないですね。

続いて「山の音」です。

こちらも脱衣所は広くありません。設備や広さは、ほぼ「癒遊湯」と一緒だと思います。

こちらは内湯のみ。広さは「癒遊湯」の内湯と同じくらいですが、窓が多くて天井が高く開放感が出るような造りになっています。洗い場の数と石鹸類は一緒です。

肝心のお湯は、薄く濁った硫黄泉です。湯の花対策なのか、「山の音」は給湯口に洗濯機のゴミ取りみたいな網が付けてあります。給湯口近くは熱めですが、湯船はおおむね適温です。

そういえば、温泉分析書が掲示してなかったと思います。もしかしたら気付かなかっただけかもしれませんが。

1つ困ったのは、脱衣所に給水機がないこと。ロビーのラウンジまで行かないと水が飲めないので、それがちょっと面倒に感じました。

大浴場の詳しい案内は、公式サイトをどうぞ。

泊まった感想

旅行中に、慌てて探した宿です。お湯が良さそうなのとバリアフリー対策が万全そうだったので選びましたが、到着早々にひどい目にあったのでドッと疲れました、、、。

これは館内に飾ってあった昔の写真です。当時はぴーぱーが入ってきたところが正面玄関だったんですね。

その後対岸から渡れる橋を造ったけれど水害に見舞われ、つい数年前にも甚大な被害を受けたそうです。そこから再建してリニューアルしたので、フロント周辺はキレイだったんですね。大浴場もとてもモダンな雰囲気でした。

天ヶ瀬温泉は今回初めて知りましたが、別府、由布院と並ぶ豊後三大温泉の一つだそうです。確かにとてもいいお湯でした。