世界遺産 つぼ湯(湯の峰温泉)

2017年5月訪問

今回ご紹介するのは、入浴できる世界遺産 つぼ湯です。「日本最古の温泉」と言われる和歌山県 湯の峰温泉にあり、誰でも入浴可能です。

ぴーぱーは6年ほど前、熊野古道を訪れた時に一度入浴しました。今回久しぶりに湯の峰温泉に行くことになり、再びつぼ湯に入ってみることにしました。

初めて来た時は『なんて遠いんだろう、、』と思いましたが、今回も全く同じ気持ちを抱きました。そんな山間の小さな温泉ですが、駐車場にはズラーっと車が並んでます。駐車場は無料で、公式サイトによると46台停められるそうです。

つぼ湯の他に湯の峰温泉公衆浴場もあり、そちらを利用する場合もこの駐車場に停めます。

駐車場に車を停めたら温泉に向かいましょう。100m弱ほどの距離です。

ぴーぱーは前回同様、ちょっと手前にあるこちらのあづまやに宿泊しました。部屋に荷物を置いて、改めてつぼ湯に向かいます。

あづまやのほぼ目の前に公衆浴場に行く橋があるのですが、下に人がいるので行ってみると、

温泉卵を作れる場所がありました。

すっかり忘れていたけれど、そういえば前来た時も、ここで卵茹でたり野菜を蒸したりしてる人がいたなぁ。

卵を忘れたことにガックリしながら、再びつぼ湯を探します。以前も来たはずなのに、つぼ湯がどこにあるのか全然覚えていないんです。

あの公衆浴場は、ちょっと見覚えがあるなぁ。

公衆浴場手前の薬師如来様に手を合わせ、

奥に進むと、何やらまた人が集まってる場所があります。

あっ、足湯だな!と思い、近づいてみると、

温泉くみとり場でした。

なんか、何にも覚えていませんね、、(・∀・;)

温泉は10L/100円だそうです。家族連れがたくさん汲んでました。

ここの源泉はあづまやとはまた違うようです。

 温泉のくみとりはいいから、つぼ湯はどこー!?

全く場所を思い出せずに案内図を確認。

つぼ湯についての説明書きです。

案内図に従って行ってみると、なんとな〜く思い出してきました。

そうそう、つぼ湯は公衆浴場でお金払うんだった!

もと来た道を引き返し、先ほどの公衆浴場に戻ります。そうだ、ここでお金払って番号札をもらうんだった、、、。

管理人さんにどのくらい待つか聞いてみると、現在3組待ちとのこと。1組30分だけど、みんなが30分入るとも限らないので、大体1時間待ちじゃないかなぁ?との返事です。

なので入浴券を購入して、番号札をもらいました。つぼ湯入浴料の770円には公衆浴場の入浴1回分も含まれています。

 

つぼ湯

1度あづまやに戻って時間を潰してから、今度は直接つぼ湯へ向かいます。

この待合所横の階段を降りたところがつぼ湯です。

上から見てみると、ぴーぱーの番号の1つ前の札が掛かってます。

ふむふむ、次だな。ではここで待ってましょうか。

つぼ湯の心得を読んだり。

トイレもすぐ近くにあって安心です。

そうこうするうちに、前の方が出てきました。

いよいよつぼ湯に入ってみましょう。

番号札を掛けて、履物は外で脱ぎます。

湯船はさらに下。

簡単な脱衣所があります。

見上げるとこんな感じ。

入る前に分析書を確認しましょう。

この源泉名は「つぼ湯」源泉温度は53.5度です。公式サイトには92度と記載されてますが、、どの源泉だろう?ちなみにあづまやの環湯は92度でした。

つぼ湯はその時によって色が違うそうです。公式サイトに載っている写真のお湯の色もこんな感じです。

温度は適温。自噴してるそうですがよくわかりません。2人で入るにはちょっと狭いです。とにかく次々に色々な人が入るから、正直お湯はキレイじゃないと思います。

次の人が橋の上で待ってる話し声とか聞こえるし、のんびりお湯を堪能するという雰囲気ではありません。

入ると入浴証明書がもらえます。話のタネにはいいかも♬

 

公衆浴場

せっかくセットになっているので、公衆浴場も入ってみることにしましょう。

実は、公衆浴場の券がセットになっていることも忘れていて『つぼ湯770円て高いなぁ。世界遺産だから仕方ないのかなぁ』とか思ってました。

公衆浴場には「くすり湯」と「一般湯」があります。せっかくのレポートなので、ぴーぱー別々のお湯に入ることにしました。

「どっちにする!?」と相談したら、ぴーは「くすり湯は嫌だ」というので、ぱーがくすり湯に入ります。

まずはくすり湯からご紹介しましょう。

くすり湯は石鹸、シャンプー禁止だそうです。

ちょうど夕方だから混んでるかなぁ?

ちなみに家族湯も同じ棟にありました。

ぱーがくすり湯に入ろうとしていると、家族湯利用者が現れたようで、管理人さんがバタバタと準備してました。

水着も禁止だそうです。外国人多いですからね。

源泉名は読めませんが、何種類かの混合泉だそうです。泉温70.8度。この辺りは源泉がみんな違うんですね。

もう1枚重要な貼紙発見。写真撮影禁止だそうです。

「他のお客様のご迷惑になりますので」と書いてあります。

実はこの時「他のお客様」はいなかったんです。ぱー1人(・∀・)

「ご迷惑にはならない」と思ったので撮影させていただきました。

高い天井。

シャワーはありません。

大きいかきまぜ棒がありましたが、お湯は適温。

加水なしのお湯を満喫させてもらいました〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+

さてと、ぴーはどうしたかなぁ?

券売機のあたりで、ぴーが待ってました。「どうだった?」と聞くと、一般湯は激混みだったとのこと。そして、一般湯は石鹸、シャンプーOKだそうです。

そして悔しそうに「一般湯は加水してる」って言うんです。つまり、ぴーは「くすり湯」と聞いて「薬湯(やくとう)」だと思ったんですね。薬草を浮かべたり、何か薬を入れてるお湯。だから「嫌だ」と言ったんです。

でも、実際「くすり湯」とは下記の通り加水してない源泉100%のお湯なんです。あづまやの「さまし湯」のように、薬効が高いから「くすり湯」なんですね。

2人とも色々なお風呂に入ってバタバタしてたので、管理人室前に書いてあったこの貼紙に全然気付きませんでした!!

やっぱり旅は、落ち着いて行動しないとダメですね〜、、、。

これは、ぴーが撮影してきた一般湯の分析書です。おそらく、くすり湯の源泉も同じだと思います。

 

 入浴した感想

つぼ湯に関しては、小さな浴槽に大勢の人が入り過ぎててお湯の良さは全くわかりません。本当のお湯の良さをを確認するためには、早起きして1番札を取らないとダメでしょう。

つぼ湯及び公衆浴場の営業時間は6:00〜なので、その少し前に行けばなんとかゲットできるかも。

公衆浴場は、断然くすり湯をオススメします。一般湯は石鹸を使えるので、本気で身体を洗いにくるお客さんで賑わいます。駐車場にはキャンピングカーがたくさん停まってましたから。

その点、くすり湯はお湯に浸かるだけを目的とした人しか来ないので、運が良ければ浴槽を独り占めできます。

公式サイトを見ると、湯の峰温泉の周りには川湯温泉、渡瀬温泉という温泉もあるようなので、次に行く機会があったらそちらの温泉にも入ってみたいです。