松川屋 那須高原ホテル(那須湯本温泉)
2017年3月訪問
鹿の湯源泉を引く宿の中で、群を抜いて目立っているのがこちらの松川屋 那須高原ホテル。小さい宿が連なるメイン通りからは少し離れた高台に建ち、その外観からも目を引きます。
一番群を抜いているのがそのお値段。あの小さな温泉街で、1泊20,000円以上のプランが並ぶ宿ってどんな高級旅館なんだろう!?
ずっと自分達とは無縁の宿だと思っていた松川屋に、初めて泊まったのが2015年の秋。「ふるさと割」ってあったじゃないですか。それを使って、確か1人25,000円のプランを2人で25,000円で泊まることができたんです!
ドキドキしながら行ってみると、館内の雰囲気や接客は一般的な旅館と全く一緒。箱根あたりの高級旅館をイメージしていくと、肩透かしを食らいます。
でも大浴場に入って納得。鹿の湯源泉のお湯を、このクオリティの浴室で入れるのは松川屋だけかもしれません。 宿泊料金はお風呂代なのでは !?と、思ってしまうほど。
しかし、それにしても高いです。那須の宿泊料金の平均から考えたら高すぎる!とてもじゃないけど、全額自分で払って行くなんてできません!!
ところがある日、じゃらんを見ていたら安いプランを発見。しかも、土曜日なのに休前日料金がありません・:*+.\(( °ω° ))/.:+
通常、松川屋の20,000円以上のプランは夕食のメインが すき焼きorしゃぶしゃぶ ですが、こちらのプランは小鍋のすき焼きが付くリーズナブルプラン。ぴーぱーは、それで十分です。
というわけで、再び松川屋に宿泊することになりました。
駐車場はこの通りの広さ。館内同様ガランとした雰囲気です。
駐車場に入っても、中からは誰も出てきません。
建物脇に電気自動車の充電器がありました。
広いロビー。玄関を入ると、ようやく係りの方が声をかけてくれます。
お土産売り場。
お部屋
荷物運搬用の台車に荷物を載せて、若い男性が部屋まで案内してくれました。
お部屋は5Fでした。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:【一人旅歓迎♪】お食事お部屋だし♪松川屋Mプラン
部屋タイプ:五峰館和室
土曜日泊:1人 / 15,270円(諸税込)
安いプランだから “どんな部屋かなぁ?” と多少不安に思っていましたが、広々とした10畳の和室です。
この座布団凄くないですか!?
浴衣はサイズ違いで数枚置いてあるし、湯足袋もあります。
低層階ですが、そもそも高台に建っているので眺めはいいです。
トイレと洗面所を見てみましょう。
奥がウォッシュレット付きトイレ。
手前は洗面台とその奥にお風呂。
明るいバスルームですが、シャンプーの備え付けはありません。必要な方は、連絡すれば持ってきてくれるみたいです。
冷蔵庫は部屋に入ってすぐ置いてあります。
差し込み式です。
値段表。
冷水ポットは最初から置いてありました。
パスワードなしのFree Wifiも飛んでます。
案内係の男性とは別に、後から仲居さんが来てお茶をいれてくれました。お茶菓子は冷蔵庫で冷やしてあった御用邸の月です。
部屋は全く問題ありません。むしろ、この値段だったら周辺の他の旅館と比べて格安なくらいです。これならリピーターになること間違いなし!!
でも、今回はシーズンオフ価格なんでしょうね、、、。
館内
館内を見学しながらお風呂に行きましょう。大浴場は1Fにあります。
この日は子供連れが多く、珍しくゲームコーナーが賑わってました。
バーは営業してたかどうか不明。
大浴場の手前に有料の貸切風呂があります。
前回は貸切風呂の利用がセットになったプランでした。気持ちの良いお風呂でしたが、お湯は鹿の湯源泉ではなく、奥の沢源泉です。
なので今回はパス。ていうか、有料だったら常にパス。
自販機の品揃え。
大浴場
大浴場に着きました。
夜8時まで日帰り入浴を受け付けているので、入れ替わり立ち代わり日帰りの人もやって来ます。でも、浴室が広いからなのか?それとも来る人数が少ないのか?お風呂場が混んでいることはありません。その辺りは他の小さい旅館とは違うところです。
湯上がり処に麦茶のサービスがありました。
男湯からご紹介しましょう。
広々した脱衣所。
これは、栃木県の温泉宿にはほとんど掲示してある分析表。先日泊まった喜久屋旅館の源泉名も「鹿の湯・行人の湯 混合泉」でした。泉温は松川屋の方が少し高めです。
こちらは松川屋のこだわり。公式サイトにも温泉へのこだわりがたくさん書いてあります。
全て「無し」は素晴らしいですね。
浴室に入ると、白濁湯が満たされた大きな浴槽があります・:*+.\(( °ω° ))/.:+
写真手前の少し狭い仕切られた場所が熱湯。それ以外は適温だそうです。適温部分の左奥は寝湯です。
内湯を反対側から見た写真です。熱湯部分には1番奥からも給湯されてます。
内湯の奥に露天へ続くドアがあります。
石鹸類は男女一緒。
夜の露天風呂です。
続いて女湯です。
女湯も広い脱衣所。男女共に鍵付きロッカーがあります。
アメニティ豊富な洗面台。
女湯は2つの源泉が引いてあるので、分析書も2種類掲示してありました。これは鹿の湯源泉。
こちらが奥の沢源泉。貸切風呂もこのお湯もです。
どちらのお湯も全て「無し」。
さて女湯です。
女湯は、大きい浴槽は “鹿の湯源泉” ではありません。”奥の沢源泉” という透明なミョウバン泉なんです。
鹿の湯源泉はその横の小さい浴槽のみ。
”鹿の湯源泉目的” で訪れた人にとっては衝撃の事実ですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
「那須湯本でそれはないでしょう〜(・∀・;)」とぱーは思いますが、そこまで考えずにこの宿に泊まってる人も多いみたいです。
そういう人は、この透明のミョウバン泉に浸かってます。大きい浴槽だから気持ちいいのかもしれません。それとも、那須湯本温泉に来たけど白濁湯は苦手、、、とか?
露天風呂は男湯と同じです。
露天風呂は鹿の湯源泉です。
女湯の露天は、朝夕とも凄く透明なお湯でした。
ぱーは、女湯がかなり不満ですd( ̄  ̄) 男湯の大きい浴槽を見ると、なおさら不満が募ります!!
とは言え、ゆったりとした気持ちで鹿の湯源泉に浸かれる松川屋のお風呂は、やはり良いですね。特に男性は、満足感が高いことでしょう。羨ましいです。
夕食
お茶をいれてくれた仲居さんに「多少時間は前後しますが、夕食は6時45分でいかがですか?」と言われました。もともと6時半でお願いしようと思っていたので構いませんが、面白い時間指定ですよね。
後から “もしかして5時45分の間違いでは?” と心配になりましたが、結局6時半頃部屋に運ばれてきました。
リーズナブルプランですが、ボリュームは十分。ほぼ一気出しでしたが、ぴーぱーは全く問題ありません。お品書きはありませんでしたが(確か料理の説明もなかったと思う)、どれも美味しかったです。
見てください、この見事なお肉・:*+.\(( °ω° ))/.:+
松川屋は同じすき焼きプランでも「和牛」と「特選とちぎ和牛A5ランク」の2種類あって、その差は5,000円です。前回のプランは確か「特選」だったと思いますが、今回は「和牛」。「和牛」で十分です。
ご飯とお吸い物。
デザート。
飲み物は、冷蔵庫から自分で出して飲むシステムです。ぴーぱーはあまり気にしませんが、25,000円とか30,000円のプランだったら『え、セルフ!?』って思うかも。
松川屋はそういう宿なんです。
朝食
朝食は8時にお願いしました。朝食も部屋食で、7時半頃電話がかかってきて先にお布団あげに来てくれます。
朝食はシンプル。焼き魚とかはありません。動物性タンパク質はサラダのハムのみです。これには『えっ!?』て思いました。出し忘れってことないですよねぇ、、、?
前はどうだったか覚えていませんが、もしかしたら安いプランだったからかもしれません。
泊まった感想
この値段だったら大満足の宿泊です。シーズンオフ価格(多分)とはいえ、なぜここまで料金に差をつけるのでしょう?
今まで見たことのなかったリーズナブルプラン。また見かけたら、ぜひ再訪したいです♪
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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