天狗の湯 きむら苑(水上温泉)
2016年10月訪問
今回ご紹介するのは、水上温泉にある天狗の湯 きむら苑です。
予約後に気付いたことですが、混浴露天風呂が有名なんですね。立寄り湯として利用してる方も多いようです。
水上ICから車で5分くらい。
温泉街というよりは普通の集落の中を走っていると、突然宿が現れました。
駐車場は道路を挟んだ向かい側。それほど広くない駐車場に車がギッシリ停まってます。(写真は翌朝)
到着した時、ちょうど1台車が出たのでそこに駐車しました。その後、荷物の整理をしている間もひっきりなしに車の出入りがあります。そんなに人気なのでしょうか!?
荷物を持って建物に向かう途中、眼下に湯小屋が見えました。あれが有名な混浴露天かもしれません。
わかりにくいですが鉄製の階段があって、それを降りてお風呂に行くようです。
玄関に着くと、お風呂上がりの人がタオルを返しに来ていました。
15時ちょっと前に到着しちゃいましたが、既に先客がいたようです。
しばし、玄関正面のこちらのコーナーでお茶をいただいて案内を待ちました。
ここは、翌朝は朝食会場になります。
お部屋
きむら苑は玄関が3階です。
ぴーぱーの部屋は2階で、お風呂は1階でした。
今回じゃらんから予約したのは
プラン名:【ご夕食お部屋食】お2人でくつろぐ和室10畳プラン
部屋タイプ:10畳和室
連休中泊: 1人 / 16,000円位
部屋に入るとまず洗面台や冷蔵庫のスペースがあり、
その奥がお部屋です。
クローゼットの中にタオルや浴衣類があります。
館内の案内です。
広縁からの眺望は露天風呂。
子供が泳いだり潜ったりしてるのが見えましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
冷蔵庫の中には様々な種類のドリンクが入ってます。
冷蔵庫以外の飲み物の注文も聞かれましたが、ビールがあればOKです。
最後にトイレです。この形のトイレ久々に見た気がします。
なんと、便座シートが付いてました!!トイレがこの宿の歴史を物語ってます。もちろんウォッシュレットはありません。←ぴー涙
館内
館内を見学しながらお風呂に行きましょう。エレベーターはないので、階段での移動です。
途中に、水上の自然写真がたくさん飾ってあります。
そういえば、館内で自販機は見かけませんでした。
まるでマンションの外階段みたいですが、建物内です。
内風呂
階段を降りて内風呂にやって来ました。
まずは男湯からご紹介しましょう。
明るい脱衣所。
男性用化粧品及びクシ、カミソリが山盛り。
源泉温度は40度くらい。夏はいいかもしれないですね。
ほぼ女湯と左右対称の造り。まずまずの広さです。
やや温めですが清潔感のあるお湯です。匂いはそれほどありません。
見事に透明なお湯が掛け流されてますが、泉温に、かなりばらつきがあるように感じました。
適温の時もあれば、お風呂の残り湯みたいな温度だったり。温度が下がっている時は、この投湯口付近にいないと身体が温まりません。
続いて女湯です。
男湯より狭めで暗い脱衣所、アメニティも数本のブラシのみです。
男湯の写真を見るまでは、旅館の規模から考えて『まあこんなもんだろう』とお風呂の大きさも気になりませんでした。でも、入口のドア1つ取っても男湯と差があります。
浴室は一緒です。外に露天が見えます。
違いは洗面器くらいでしょうか、シャワーが2ヶ所しかないもの同じだし。
そういえばこのシャワー、なかなかお湯にならず苦労しました、、、。
この後、ぴー1人で混浴露天の偵察に行かせました。
“外から見たら人が見えなかったからドアを開けてみたら、7、8人いてびっくりした!” と言ってました。夫婦?カップル?もいたそうです。ここのお湯、物凄く透明だから混浴は結構勇気いると思いますけどね〜、、(・∀・;)
口コミで知ったのですが、混浴露天はバスタオル巻きOKだそうですね。でも、お部屋で館内説明を聞いた時は特にそういう案内はありませんでした。バスタオルも1人1枚しか備え付けはなかったので、宿泊者が入る時もバスタオルは自前か身体拭くタオルを使うってことでしょうか?
結局ぱーは露天には行かず、部屋の広縁から眺めていました。
見ていると、次から次へと立寄り客がやってきます。あの露天風呂稼ぎますね。立寄り湯は1人800円です。
混浴露天風呂
公式サイトによると平日なら時間で貸切にできる混浴露天ですが、今回は休日泊なので無理。女性専用時間帯もありますが、21時〜22時とかなり遅い設定です。
いつ入ろうかなぁ、、と考えていたらチャンス到来!
ぴーぱーは、大抵夕食を18時半にお願いします。すると他の部屋はみんな18時だったみたいで、その頃露天に行ったら誰もいませんでした!ラッキー・:*+.\(( °ω° ))/.:+
翌朝も朝食前に行ったら誰もいなくて、明るい露天風呂も貸切で満喫しちゃいました。食事前の時間帯が狙い目かも。
露天風呂には1階のドアから外用スリッパに履き替えて行きます。つまり、ここに室内スリッパが無ければ誰も入っていないということです。
露天側から建物を見るとこんな感じ。建物と露天は橋を渡って行き来します。
湯小屋に着くと、まずは女性用の入口があります。
今考えると、これって珍しいですよね。普通、女性の入口が奥にありませんか?
仕切りの向こう側は男性脱衣所。足は見えるんです。
簾1枚の目隠し。
男女共、まず手前に源泉が注がれた適温のエリアがあります。
そこには源泉が注ぎ込まれていて「女性用」の貼紙もありました。
続いて男性側から入ってみましょう。
やや広めの脱衣所。
手前の左側が男性用適温エリアで、右手前がさっきの女性用適温エリアです。
お風呂側から見るとこんな感じ。
屋根の下の適温エリアを出ると、お湯はかなり温いです!
思いがけず満喫しちゃった露天風呂♪
確かに広いけど、気持ちよく浸かれるのはほんの一部です。それ以外は翌朝の残り湯並みの温度。真夏はもう少し上がるのでしょうか?
夕食
夕食はお部屋食です。ほぼ6時半ぴったりに持ってきてくれました。
お品書きはありませんでしたが、料理の説明はしてくれました。それほど手の込んだものはありませんが、お刺身もお肉も厚切りだし岩魚も大きい!
冷蔵庫のビールは大嫌いなプレモル。
後から揚げたての天ぷらと、出来立て(と言ってた)のうどんがきました。
ご飯はお櫃で。新潟米って玄関に貼ってあったような。
食後は、お部屋まで案内してくれた若旦那(?)とご主人(?)がお布団敷きにきてくれました。完全な家族経営のようです。
朝食
朝食は8時か8時半から選べて、フロント横の食堂でいただきます。
家庭の朝食っぽいけど、 どれも美味しかったしお腹いっぱいになりました。
ご飯のお代わりはお願いすればいただけますが、お櫃で出してくれた方が食べやすいですね。
食後にコーヒーを出してくれました。コーヒーがダメな人は紅茶も選べるようです。
泊まった感想
とっても静かな宿でした。スタッフの方(おそらく家族か親族)も年配の方ばかりで、若い人にはちょっと静かすぎる宿かもしれません。
お湯は本当にキレイで湯量も豊富です。静かな宿、ぬる湯が好きな方にはオススメの宿だと思います。
妻のぱー:宿選び担当
温泉宿からビジネスホテルまで様々な宿を紹介しています。予算の都合で高級宿レポは少なめですが(笑)、宿選びの参考になったら嬉しいです。
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