リヤヒーターホース交換〜2作業編

リヤヒーターホース交換〜2作業編

「リヤヒーターホース交換〜1異径ホースのつなぎ方」のつづき

それじゃあ行ってみようか〜!(いかりや長介風に・笑)

まずは車体下に、銀マットを差し込む。

ぴーはいつも銀マットの上に寝転んで車体下の作業をします。これも悪くないですよ。

それからアンダーカバーをまた外す。毎月外しているような気が、、、

いっそ世界に出発するまで外したままにしておこうかと思うくらいですが、
今のアンダーカバーは、オフロードで下回りを岩へのヒットから守ると言うよりは、雨水の跳ね返りから下回りを保護する役割の方が大きいのではないかと思います。だからアンダーカバーは、金属板ではなくプラスチックなのでしょう。
なので付けておきます。

さて目指すリヤヒーターホースは何処だったかな?

ああ、いたいた。

拡大すると、コッチ側二カ所がが15.9mmで、、、

コッチ側が12.7mmです。

作業をしやすくするため、配管を固定しているネジ2本を外すと、、、

配管が多少動くようになり、作業がしやすくなる。

ホース外すと、どっちとどっちの配管がつながってたか解らなくならなるので、片方の配管に合いマーク入れる。

ところで交換方法ですが、今回もぴーお得意の

クーラントを抜かずに交換する方法です。

詳しい方法は下の記事をご覧ください。

まずは配管の止血から。
今回は、片方は異径ホースと同じ配管上にある隣のホース(一年半前に交換したブリジストンの汎用ホース)を止血します。

この二本。

このホースも、アンダーカバーに守られていたお陰か劣化は見られません。
と思ったら、気のせいかこの辺がほんの少し膨らんでいるような、、、

気のせいかもしれませんが、

頑張れ!ブリジストン。

見なかった事にして止血完了。

一本はシャコ万力で、もう一本はバイスクランプで挟んで止血。ホースを傷つけないようにぼろ切れ当てて挟みます。

クーラント受け皿も準備。

灯油缶トレーです。

まずは15.9mm側からクリップ外して、、、

フックピックで配管からはがして、、、

引っ張って抜くと、クーラントがドバドバ出てくるので、すかさずシリコン栓する、、、
と、ところがシリコン栓がほんの少し太すぎて管に刺さらない。

手を離したら栓が抜けてクーラントドバドバです。
このままでは一生ここから動けない。絶体絶命ピンチ!
大声出して、ぱーを呼ぼうかと考える。

でもよく考えたら、ホースを戻せば良い事に気付く。←私はアホです。

ホース戻して、シリコン栓をカッターで切って細くする。

なので、シリコン栓は一回り細い1号がオススメなのです。

細くした栓を刺す、まだ入らない、さらに切って刺す、、、を2、3回繰り返したら、その内クーラントが出なくなった。

きっと配管内の弁からこちら側のクーラントが出きったのかもしれません。
とにかくシリコン栓が不要になりました。

もう一本のホースは、さらに細くした栓を一発で刺し込んで止血。
念のため養生テープで抜け防止。

続いて12.7mm側。
こちら側はねじ式バンドなのでドライバーで緩めようとしたら、
ねじ頭が向こう側を向いていてドライバーが入らない。

ネジ頭とボディの間には2cm程の隙間しかありません。
これではどんなドライバーも入りません。どうなってるの?
この部分は本来ユニット交換なので、バンドだけを緩めることは想定されていないのですね。

仕方ないので、バンドをニッパーで切って破壊。

そしてフックピックではがして抜く。

ところが片方のパイプがサビている、、、でもそれは想定内。
むしろもう片方がサビていないのが不思議。

ちなみにここは隣のホースをさっき止血したので漏れません。

サビをサンドペーパーで落とす。

キレイになった。

これでホース2本とも外したので、

いよいよ新ホース取付です。

まず15.9mmホースを半分に切る。

10cmずつになった。

異径コネクタに液体ガスケット塗って、、、

ホースに差し込んで、、、

ステンのホースバンドで締める。
ホースがまだ長すぎるので、さらに半分に切る。

結局5cmになりました。つまり10cm買えば足ります。

配管にもガスケット塗って、、、

ホースを差し込んで、バンドで締める。

いいぞ、いいぞ!

そしたら12.7mmホースを適当な長さに切って、仮につないでみる。

長すぎて、車体フレームの下に出てしまった。

少しずつ短くしては試す、、、

最終的にはこうなりました。

ここまで短くすれば純正とほぼ同じ高さなので、オフロードで何かに引っかける事も無いでしょう。
ただしあまり短くすると、ホースの曲がりがキツくなり寿命が短くなるので注意。

長さが決まったらあとは同じ。
ガスケット塗って、差し込んで、、、

締める。

もう一本も同じことして交換。

これは作業中のワンカット。親指で漏れ止め中。

と言う事で2本交換完了!

全てのホースバンドの締め付けネジは、ドライバーが差し込みやすい向きに揃えました。

これで増し締めもカンタン。

一応大丈夫そうです。
でも純正よりもホース連結カ所が増えたので、その分液漏れトラブルが起きる可能性も増えたことになります。
この先マメな点検は欠かせません。

最後にエアー抜きします。

配管に入った空気を抜く作業です。
じつはホースの右横にずっと写っていた丸い頭のゴムキャップは、エアー抜き栓です。
これのバンドを外して、キャップを外すと、、、

クーラントが出てくるハズなのですが、出てきません。

そこでクーラント補充タンクの蓋を外したら、、、

写真はありませんが、配管内のエアーが抜けて、その後栓からクーラントが出てきました。

でも全てエアーが抜けたわけではありませんので、エンジン掛けて、クーラントを循環させてエアーを抜く。すると水面が下がるので、、、

不足分を補充。

その後、数十キロ走る度に補充を繰り返して、完全にエアーを抜きます。

最後に、古いホース。

よくガンバッた!
バンドが食い込んだ跡が痛々しい。
内部の糸の周辺がヒビ割れ始めている。予防交換としては良いタイミングだったと思う。25.5万キロ。

今回の作業で漏れたクーラント。

全部で300ml程度。
全量排出して作業するより、はるかに経済的です。

これでラジエーター回りの不安要素は無くなったと思います。

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