鶴の湯温泉(乳頭温泉)

鶴の湯温泉(乳頭温泉)

2016年6月訪問

今回ご紹介するのは、東北の有名どころ 鶴の湯温泉です。

以前、予約がとれなくて別館の “山の宿” に宿泊したことがありました。部屋はキレイで、お湯も鶴の湯からの引湯。更に鶴の湯への送迎もして頂けましたが、やはり機会があったら鶴の湯本館に泊まってみたいとずっと思っていたんです。

今回、青森県からの帰り道にふと鶴の湯を思い出しました。ネット予約はできないので、空室状況は直接電話で確認するしかありません。思い切って電話してみると、なんと3種類の部屋が用意できると言われました。(公式サイトは→こちら

  • 本陣 人気でなかなか予約が取れないけど、古いので隣室の音が結構聞こえるらしい。古いが囲炉裏、トイレ付きで部屋食。
  • 東本陣 比較的新しい建物で、トイレ付きで部屋食。
  • 新本陣 新しい上に囲炉裏、トイレ付き。部屋食で1番高い。

どれも1部屋ずつの空きで、値段は本陣 → 東本陣 → 新本陣の順番で上昇します。 一度電話を切ってぴーと相談。本陣が人気なのは知ってますが、あまりに古い建物はぴーぱーの好みではありません。そして値段はほどほどが良いです。

相談して出した結論は、真ん中の東本陣1人13,000円!!

予約の電話を入れて、念願の鶴の湯に向かいました。

チェックイン可能時間の15時ちょうどに到着。日曜日の割には駐車場が混んでて驚きましたが、翌日にはそれほどでもなかったので立寄り客の車だったのかもしれません。

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そしてキターーー!!鶴の湯です!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+

向かって左側が本陣、右側が湯治部にあたる二号館と三号館です。

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どちらも入ってすぐのところにあるので、覗かれやすいという問題点があります。だって『本陣の部屋ってどうなんだろう?』って気になりますよね。ぴーぱーも翌朝チェックアウト後に、ドアの空いてた部屋の中をちょっと覗かせていただきました(・∀・)

そうやって本陣を覗きつつ(失礼)、、事務所へ。

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ここで宿泊手続きをします。

立寄り湯の人もここで手続きするのでしょうか?そういえば、以前送迎でやって来た時も、まずはここに来たような気がします。

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入口に手動販売機がありました。

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手続き後、お部屋へ案内してもらいます。お部屋は一度事務所を出て違う入口から入り直します。

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ここが宿泊棟の入口です。

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宿泊者の玄関はこちらですが、実は先ほどの事務所と繋がってます。中には売店もあるようです。

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柔らかい雰囲気の男性(ご主人かな?)が、丁寧に館内を説明しながら部屋まで案内してくれました。廊下の左側の広間は、明日の朝食会場です。

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お部屋

お部屋は東本陣二番。

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1Fです。多分2Fはなかったと思います。

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玄関入ってすぐ、トイレ。ウォッシュレット付き!

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古いけど清潔なお部屋。

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お茶菓子と、

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浴衣とタオル類。

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広縁の洗面台が昔風でいいですね。

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反対側には鏡台があります。

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窓の外はこの通り、一面の緑。

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テレビと冷蔵庫はありませんが、全く問題ありません。多少両側の部屋のドアの開閉音が響くことはありましたが、許容範囲。

なかなか居心地の良い部屋です♪

 

宿泊者専用内湯:黒湯

鶴の湯には4種類の泉質の異なる源泉があり、
それぞれ白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼ばれています。

鶴の湯公式サイトより

立寄り湯でも4種類全てのお湯を楽しむことができますが、それとは別に宿泊者専用の内湯もあることを、お部屋に案内してもらう時に初めて知りました。やはり泊まってみないとわからないことってありますね。

まずは、宿泊者専用の内湯である黒湯に行ってみましょう。

黒湯は玄関を入った正面の階段を上ります。

階段の上には内湯の他に、新本陣と一号館(トイレ無し客室)があります。

一号館は内湯に行く途中にあるので、部屋によっては人通りが多くて落ち着かないかもしれません。

一号館の共同洗面所と、

トイレ。

どちらも清潔感があります。

こちらは一番値段が高い、新本陣。

ちょっとだけ見させてもらうと、

廊下の隅に素敵な休憩コーナーがありました。

さらに渡り廊下を進んでいくと、

内湯の黒湯に着きました。

黒湯の分析書。泉温58.7℃、PH6.8の塩化物泉で加水してます。

男湯は入浴中だったので、女湯を紹介します。

脱衣所にはドライヤーあり。

宿泊者専用の内湯はシャワーと石鹸完備。小さいけど落ち着くお風呂です。

 

宿泊者専用内湯:白湯

続いて1F入口横の、白湯の内湯に行ってみましょう。

どのお風呂も廊下で繋がってます。

こちらは男湯をご紹介。

白湯の分析書。泉温56℃、PH6.6の含硫黄ナトリウム、カルシウム塩化物泉。白湯は5月〜11月の期間限定で加水しているそうです。

一見全部同じに見えますが…効能や肌触りなどはまるで違います。ぜひお試しください。

鶴の湯公式サイトより

違いがわかるでしょうか?

言われてみれば、黒湯より白いかも、、、。色の違いしかわかりません。

難しいことはわかりませんが、ぱーは白湯が気に入りました♪ 露天風呂の源泉も白湯だそうです。

無料貸切露天

次にご紹介する貸切露天は、レア中のレア。公式サイトにも一切書かれていません。ここは宿泊棟の中でも奥の方にある、東本陣入口横にありました。

ぴーぱーは東本陣泊だったので、部屋へ案内してもらう時に教えてもらいましたが、ちょっと離れた本陣や湯治部に泊まる人は、この無料貸切露天の存在を知っているのでしょうか?

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部屋のすぐ近くにあったので何回も入りました。

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川沿いの露天は気持ちよかったです〜♪

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でも、こんなに素敵なシチュエーションなのに案外空いてるんです。みんな知らないのでは!?

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外湯:黒湯

外湯と露天風呂へはこの橋を渡っていきます。

公式サイトによると、この橋の向こう側を “温泉棟” と呼ぶようです。

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橋の上で振り返ると、事務所の入口と本陣が見えます。

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川沿いの休憩コーナー。休憩コーナーの後ろの建物は湯治部です。

湯治部の1Fは、立寄り客用の待合所 兼 休憩所になってます。前回送迎バスで来た時は、そこでぴーと待ち合わせしました。

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まずは黒湯からご紹介。男湯です。

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源泉は内湯と一緒。

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洗い場は広いけど、浴槽はやや小さめ。女湯も同じくらいの広さでした。

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外湯:白湯

続いて白湯の男湯です。

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脱衣所が広い!女湯はこんなに広くありません。

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浴槽も黒湯に比べたら大きいですね。湯量豊富なのでしょうか?

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中の湯

続いて中の湯です。

黒湯と白湯は温泉棟の中でも隣あっていますが、中の湯はやや奥まった場所にあります。名物の混浴露天へは、男女共に中の湯の脱衣所から出入りするようになっているんです。中の湯へ行くためには、混浴露天の横を通っていかなくてはなりません。

手前の砂利道が、中の湯へと続く通路。混浴露天の様子を眺めながら中の湯に向かいます。

まずは女湯をご紹介。

源泉温度は45度、PH6.7の塩化物泉、硫黄泉です。7〜9月のみ加水しています。

お湯はやや黒っぽい濁り湯。

中の湯には、小さいけど女性専用の露天風呂が付いてます。

ただ源泉温度が低いせいか、お湯もぬるめ。あまりキレイじゃないので、ちょっと浸かってすぐ出ちゃいました。

滝の湯

中の湯の露天風呂の横に、打たせ湯がありました。

朝早く中の湯に行った時、この打たせ湯にずーーーっと打たれてる人がいて驚いたものですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

改めて公式サイトを確認すると、これは “滝の湯” と呼ばれ、鶴の湯の4種類の源泉のうちの1つだそうです。まさか源泉が違うとは思いませんでした。

滝の湯の後ろに混浴露天へ通じる道がありますが、ぱーはこの先に進む勇気はありませんでした。

中の湯の男湯もご紹介しましょう。脱衣場は広め。混浴露天に行く人はここで服を脱ぎます。

脱衣所に比べて浴槽は小さめ。あくまでも “混浴露天風呂への通り道” 的な位置づけなのかもしれません。

混浴露天風呂

さて、いよいよ混浴露天風呂です。頑張って4時半に起きて撮影してきました٩( ‘ω’ )و

中の湯(男湯)を出ると、女湯同様 “滝の湯源泉” の打たせ湯があります。この写真を見て気付きましたが、木塀の右側は女湯です。つまり、木塀を境に男女の滝の湯が並んでいるわけです。

女性が中の湯から混浴露天に出る場合、右側の木のトンネルを抜けてくることになります。

反対側から見るとこんな感じ。一番奥に見える湯小屋が滝の湯。その手前右側に見える湯小屋が男性用の中の湯です。

混浴露天の外に掲示してあった分析書です。公式サイトには “源泉は白湯”と書いてありましたが、これを見ると “源泉名 鶴の湯” となってます。泉温も37.5℃と低めです。

これは貴重なショット。混浴露天の清掃風景です。

月曜日は露天風呂のお湯を全部抜いて清掃するそうで、朝8時までしか入浴できないと言われてました。チェックアウト時にもう1度覗いて見ると、ちょうど清掃中でした。

女性専用露天風呂

鶴の湯は混浴露天風呂が有名ですが、女性専用の露天風呂もあるんです。

しかも、混浴に負けず劣らず広くていいお湯です。ぱーはこの露天がお気に入りで、今回もここばかり入ってました♬

湯小屋全体の写真で説明しますと、向かって右側が男女別の黒湯の湯小屋。左側が白湯の湯小屋で、その奥に女性専用の露天風呂があります。

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白湯の湯小屋からも繋がっていますが、直接露天風呂に行くことも可能です。

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この広さ、すごいですよね〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+

ポコポコ自噴してる箇所もあるんですよ。 男性を気遣いながら混浴に入るくらいなら、ここでのんびり湯浴みした方がずっと楽しめると思います。

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上の写真の簾の内側が脱衣場になっています。

正面から見るとこんな感じ。脱衣カゴもありますので、直接露天風呂に来た人はここで着替えて入浴してください。

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ぱー的には、この露天風呂かなりオススメです。

お湯も適温で、いつまででも浸かっていられる気持ち良さですよ〜♬

夕食

お風呂を満喫したら、夕食の時間です。

夕食は部屋出し。18時半にお願いしてましたが、19時近くなってようやく届きました。男性が配膳してくれます。テーブルをどかしてお膳で食べるスタイルです。

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全て一気出しですが、ぴーぱーはその方が好き♪その後、落ち着いて食べられますからね。

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料理は盛り付けがオシャレで驚きました。とても山の中の一軒宿とは思えません。

どれも美味しくて、ボリューム満点です!!

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ビールは注文しなかったので値段はわかりませんが、秘湯ビールとかあるみたいです。

そういえばデザートはなかったな、、、。

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でも、そんなこと気にならないくらい満腹でした。ごちそうさま!

朝食

朝食は広間食です。

夕食同様、お膳で頂きます。部屋で2人で食べる分には気になりませんが、大広間でお膳は結構キツいです。

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夕食に比べると、ちょっと質素な内容。でもまあ、夜あれだけ食べましたからねー。

豪快なタケノコのお味噌汁が印象的でした。

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泊まった感想

念願だった鶴の湯温泉・:*+.\(( °ω° ))/.:+ やっぱり泊まって良かったし、ぜひ再訪したい宿です。

館内は古いながらも清潔感にあふれてます。天気も良かったせいか、わくわくしながら館内探索し、各浴室を堪能してきました。木造りのお風呂場っていいですよね〜♪

帰り際に本陣の部屋のドアが開いていたのでちょっと中を覗かせてもらったら、想像していたほど古い感じには見えませんでした。ただ、本陣泊だとお風呂や朝食会場に行くのが少し面倒かなぁ。どこに行くにも必ず1度外に出ないとならないし、ちょっと遠いし。

次はいつになるかわからないけど、絶対また行きまーす!!



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